「切らずに治す脳卒中」日本脳神経血管内治療学会前々会長ブログ
第31回日本脳神経血管内治学会学術総会会長のブログ
会期:2015年11月19日~21日(無事終了しました)




ジメジメとした梅雨で、しかし昔と違ってしとしと・・・ではなく、時にスコールのような豪雨・・・
岡山(真備町)では、嫌な思い出のある時期にさしかかってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ひょっとしたら(本当にひょっとしたらですよ)、コロナウィルスは高温多湿に弱いかも知れないので良い季節かも知れません。

本日の写真
我が家のベランダに運び込まれた・・・

3鉢の盆栽
Fさんの形見分けで、悦子さんがいただいてきたものです。

Fさんは、ウチの実家に長らくかかりつけの患者さんで、と言うか我が家の庭師兼何でも屋さん。
ウチに入院しているのに、なぜか一日中庭の手入れから掃除から何でもしている方でした。
いつも調子よく酔っ払ってご機嫌になると・・・
「ケンちゃん、わしゃ初めてここへ来て先生(父です)に、『頭がわりぃんです、治してつかぁせぇー』(岡山弁:訳すと、頭が痛いんで治して下さい)言うたら、先生がどげえーに言うた思う?頭が悪いのは死んでも治らん、いうて言うたんでぇ〜、そげえな変な先生やこぉ、おらんじゃろう」といつもの馴れ初め話を聞かせてくれるのが常でした。
そんな変な先生の所へは来なければ良いのに!と思っても、なぜか妙にウマがあって、医者・患者の枠を越えて家族のような感じで、我が家に入り浸りだったのです。
出来の悪い長男の嫁である悦子さんにも,優しく接してくれて、「杉生家の庭師の後任はエッチャンじゃ」とたくさんのご指導が入ったそうです。
お陰様で悦子さんの剪定の腕も上がり、畑仕事にも役立っているようです。
本当に、優しくて,いつも笑顔で楽しくて、ちょっと不思議なおじさんでした,俺にとっては。

そんなFさんも癌には勝てず、先日、ついに逝ってしまいました。
そして、エッチャンに大事な形見分けが届いたのです。
我が家の狭いベランダですが、大事に育てたいと思います(俺は何もしないんだけどね)。



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