山崎豊子展を見に行ってから気になる本を読んでみました。
「ムッシュ・クラタ」は異色の作品と言われフランスかぶれと言われた新聞記者がモデルです。
20年もかけて取材して書かれた作品です。
(資料より)
「ムッシュ・クラタ」で主人公が記者としてフィリピンの戦場を逃げ回るシーンがあります。
沢山の地元の人や日本人が命を落とした戦場。
今回の天皇・皇后の訪問が意義あるものと感じました。
「しぶちん」は大阪の老舗昆布屋に生まれ育った山崎豊子さんならではの作品。
大阪弁で「しぶちん」とはケチン坊の事。
「しぶちん」で通った主人公が晩年 商工会議所の議員に推薦されます。
今 話題の五大友厚が出てきます。(NHK朝ドラの「あさが来た」)
ちょっと得した気分になりました。
どちらも短編集です。なかなか面白くすぐに読んでしまいました。