2月13日 (月曜日) 曇り⇒雨
空が重い。曇天で暗い朝、雨も降ってきた。寒い!
籠った一日になった。
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昨日の上毛新聞コラムに
▼司馬遼太郎の小説『北斗の人』は江戸時代後期の剣術家、千葉周作の活躍を描く。
天下に北辰一刀流の名を広めるため、道場破りをしながら上州を目指す。
迎え撃つのは古武道の馬庭念流である
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▼周作の門人たちは伊香保明神に北辰一刀流の武道額を掲げようとするが、
馬庭念流から見れば敗北の記念碑を人々が行き交う一等地に建てられるようなもの。
両者抜き差しならない事態に陥る
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▼高崎市民としては馬庭念流を応援したいが、やはり主人公に肩入れしてしまうのは
作者による魅力的な人物造形ゆえか。
作中には岩鼻、下佐野、石原といった身近な地名が頻出し、
まるで近所で大騒動が起きているかのようである
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▼興味深いのは上州人の捉え方。
〈世の中を、白か黒か、敵か味方か、戦うかあやまるか、
死ぬか生きるかの二種類だけで送ろうというのが上州人だ〉。
ややステレオタイプな気もするが、熱しやすく冷めやすい気質をよく見抜いている
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▼国民的作家と呼ばれるだけあって今も人気は衰えない。
司馬遼太郎記念財団が今年の生誕100年に合わせて調査したところ
好きな作品の1位は『坂の上の雲』。
以下『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『街道をゆく』『峠』が続いた
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▼小説には「余談だが」と前置きして始まる解説があり、
さながら歴史の授業を受けているよう。
きょうは黄色い花が好きだった司馬さんの命日「菜の花忌」である。
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空が重い。曇天で暗い朝、雨も降ってきた。寒い!
籠った一日になった。
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昨日の上毛新聞コラムに
▼司馬遼太郎の小説『北斗の人』は江戸時代後期の剣術家、千葉周作の活躍を描く。
天下に北辰一刀流の名を広めるため、道場破りをしながら上州を目指す。
迎え撃つのは古武道の馬庭念流である
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▼周作の門人たちは伊香保明神に北辰一刀流の武道額を掲げようとするが、
馬庭念流から見れば敗北の記念碑を人々が行き交う一等地に建てられるようなもの。
両者抜き差しならない事態に陥る
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▼高崎市民としては馬庭念流を応援したいが、やはり主人公に肩入れしてしまうのは
作者による魅力的な人物造形ゆえか。
作中には岩鼻、下佐野、石原といった身近な地名が頻出し、
まるで近所で大騒動が起きているかのようである
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▼興味深いのは上州人の捉え方。
〈世の中を、白か黒か、敵か味方か、戦うかあやまるか、
死ぬか生きるかの二種類だけで送ろうというのが上州人だ〉。
ややステレオタイプな気もするが、熱しやすく冷めやすい気質をよく見抜いている
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▼国民的作家と呼ばれるだけあって今も人気は衰えない。
司馬遼太郎記念財団が今年の生誕100年に合わせて調査したところ
好きな作品の1位は『坂の上の雲』。
以下『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『街道をゆく』『峠』が続いた
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▼小説には「余談だが」と前置きして始まる解説があり、
さながら歴史の授業を受けているよう。
きょうは黄色い花が好きだった司馬さんの命日「菜の花忌」である。
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