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日記(10.13)アレロパシー(他感作用)のこと

2018-10-15 04:32:09 | 日常
10月13日   (土曜日)

今ごろの季節になると
 セイタカアワダチソウの黄色い花が休耕田を一面に埋めていく。

 この外来種は根から出す化学物質でススキなど在来種の発育を妨害するため、
  その侵略性がとりざたされた。

▲それが今や昔のような勢いを失い、ススキも駆逐されなかった。
 というのも、土中に残留するその化学物質には
 セイタカアワダチソウ自体の発育も妨害する作用があったからだ。
 大繁殖は新たな土地への進出に伴う一時的現象だった。

▲このように植物の放出する化学物質が他の植物や動物に与える
 効果をアレロパシー(他感作用)という。

 たとえばミントと一緒に育てた植物には害虫が寄りつかぬ現象
 アレロパシーだろうが、
 その驚きのメカニズムの解明である。
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 (メモ)    
 アレロパシー…。
 アレルギーみたいなモンだろか…。
 植物と植物には、お互いが共存・共栄できるというよい関係だけではなく、
 お互いを排除しあう関係にあるものもあります。

 このような二つの関係をまとめてアレロパシー(他感作用)と呼んでいます。
 引用:仲よし植物を育てる コンパニオンプランツで野菜作り


 アレロパシーは、毒も薬にも、両方にまたがる複雑な作用という事みたい。
 毒の観点では、ヨモギはごそ〜っと集団ではえてますが、
 ヨモギの地下茎などからは、他の植物の発芽を抑制する物質が出てるんですって。
 だからヨモギの軍団の中には、他の植物が生えないそうで、
 生物農薬(?)としても利用されたり。ヒガンバナ(曼珠沙華)も強い毒を持っていて、
 ミミズも近づけないので、田畑を荒らすモグラやネズミの対策として昔から利用されてた、と。
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▲東京理科大の研究チームによると、ミントの香り成分が近くの植物に働きかけ、
 害虫に消化不良を起こすたんぱく質を多く作らせるのだという。

 ダイズなどで、このたんぱく質を作るRNA(リボ核酸)の大幅な増加を確 認したのだ。

▲消化不良を起こすたんぱく質の増産は、
 近くで食害を受けた植物の発する香りによっても起こる自己防衛反応という。
 今回の研究ではミントの近くで育てたダイズの食害が半減したが、
 なぜミントの香りが……は依然謎のようである。


冥王”ハデス”に愛された妖精ミンタが王の妻ペルセポネに踏みつけられて
 雑草になったのがミントの由来という。

 その哀れを思い起こさせる芳香だが、
 いや実は弱きを助けるすごいパワーを秘めていたのだ。

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