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日記(1.20)

2025-01-20 20:52:40 | 日常
2025  1月20日   (月曜日)   ②

相撲ももう9日目
◆初場所が始まって期待をしていた力士が本領を発揮できない。
 横綱を目指す豊昇龍が3敗と琴桜が黒星の連続。
◉他の力士では宇良の離れ業が小気味いい。
びっくり
元大関の貴景勝の解説がうまい、相撲を取っていた人でないと言えない解説。

◉横綱 照ノ富士が引退。ホッとした映像が流れる。人柄も良さそうだ。

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コラム

米ロサンゼルスの丘陵地帯に建つ「ハリウッドサイン」
深刻な被害をもたらした山火事で炎上したとするフェイク画像が流された。
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 関東大震災の年に誕生した映画の都の象徴が
 未曽有の山火事で炎上したとする画像がSNS上に流れた。
 人工知能(AI)を使ったフェイク画像だ。

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「まもなく職を失うメタ社のファクトチェッカーたちは陰謀論の炎と戦っている」
  とCNNは伝えた。
「山火事はグローバリストの陰謀」。
 荒唐無稽(むけい)な投稿に「真実だ」と応えたのがイーロン・マスク氏だ。
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▲阪神大震災から30年。
 最も変化したのは情報環境だろう。
 震災当時もインターネットが内外への情報発信に使われたが利用者は限られ、
 ◆デマは口コミで広がった。
  「地震保険未加入の人が火災保険欲しさに壊れた家に放火した」。
   震災数日後から原因不明の火災が続いたことで生まれたウワサという。

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「電気復旧後の漏電が原因」
  「地震に伴う火事では火災保険はおりない」。

  適切な情報提供でデマは収まったと、

  震災時に神戸の気象台幹部だった気象予報士の饒村曜(にょうむら・よう)さんが振り返っている
▲SNSは普及初期の東日本大震災の際、
 災害情報発信のツールとして注目を集めた。
 一方で熊本地震や能登半島地震では意図的に発信されたフェイク画像やニセ情報も問題化した
▲日本のラジオ放送の始まりは関東大震災の2年後。
 震災時にデマが広がったことが誕生を後押ししたという。
 正確な情報伝達手段の確保は防災の重要な一部。
 SNS時代にどうそれを実現するか。

 南海トラフ地震を視野におけば、悠長に構えてはいられない。
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コラム
 尾道ゆかりの作家林芙美子は食生活の様子をよく書き記している。
 「キャベツばっかり食べている。ソースをかけて肉なしのキャベツを」。
 自伝的小説「放浪記」にはそんな一節が残る。

▲安いキャベツではなく、肉が食べたい。
 貧乏にあえぐ、若き芙美子の偽らざる嘆きなのだろう。
 そのキャベツの高騰が最近ひどい。
葉物が高くなる年末年始とはいえ1玉500円いや千円近い店もあるというから驚く。
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▲広島では名物のお好み焼き店が大打撃を受け、
 野菜大盛りの注文を断る動きもあるそうだ。
  天候不順が原因ながら白菜などを含め、
  早く平年並みの値段に戻ってほしい。
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▲昨夏に品薄になった主食のコメも、
 コーヒー豆やチョコレートも高値が続く。
 買い控えの動きが強まっているのに
支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」が、
 逆に42年ぶりの高水準に上昇
しているのは心配だ

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▲芙美子は放浪記にこうも書き残している。
 「キャベツを見るとフクフクと湯気の立つ豚カツでもかぶりつきたい」。
 気持ちは分かるが、今の主役は豚カツよりキャベツのような気がする。
 古代ローマ人が万病に効くと重宝した
存在を欠けば、
 豚カツもきっとおいしくいただけまい。
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新潟日報 1月18日の日報抄

 〈雨がつづくと仕事もせずに キャベツばかりをかじってた〉。
 かぐや姫が歌った「赤ちょうちん」の一節だ。
 天気が悪いと、日雇いの外仕事もないのだろうか。
 キャベツは懐具合をさほど気にせずとも食べられたようだ。
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▼作詞の喜多條忠(まこと)さんは妻が魚沼市出身だった縁で、
 市をPRする「魚沼特使」を務めた。
 1974年発表のこの曲は安アパートで恋人と暮らした昔を述懐する内容だ。
 キャベツは、二人のつましい暮らしを象徴する存在として登場する
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▼そんな庶民の味方が高騰している。
 これまでも値上がりはあったが、農水省の調査によると、
 6~8日の全国平均小売価格は平年の約3・3倍にもなったというから驚いた。
 1キロ当たり534円で、買うのをためらう人も多いだろう
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▼新潟市のスーパーを訪れると、税込みで1玉400~500円ほどの値がついていた。
 やっぱり高い。一口サイズにカットして袋詰めで売る店もあった
 少しでも買いやすくしようと工夫しているらしい。
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▼昨年12月の低温や雨の少なさが影響しているというが、
 それにしても…と眉間にしわが寄る。
 ほかの野菜も天候不順のほか、キャベツの代替品として需要が高まるなどして値を上げている。

▼あれもこれもの値上がりの中、なじみの食材の高騰はとりわけ痛い。
 天候が回復すれば価格も落ち着くとの見方もあるようだ。
 春が近づくにつれ、値頃感が出てくるだろうか。
 生でも火を通してもうまい-。あの野菜が早く庶民の味方に戻ってくれますように。
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1月17日の日報抄

 「時代」という言葉を辞書で引くと「区切られた、
 ひとまとまりの長い期間」という説明書きがある。
 あの災禍は、まさしく区切りの起点となった。
 30年前の1月17日に発生した阪神大震災である
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▼今に続く「災害の時代」の始まりだった。
 この30年、日本列島では地震や津波、風水害といった自然災害が頻発している。
 さらには、福島第1原発が暴走したことによる原子力災害にも見舞われた。
 その度に人々の暮らしが破壊され、多くの涙が流された。
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▼阪神大震災を「災害の時代」の起点たらしめるものとしては
 「関連死」という概念が生まれた点も挙げられる。
 被災ダメージによる「直接死」を免れたとしても、
 避難生活などのストレスに命を削り落とされる。

 そんな人が多いことが浮き彫りになった。
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▼先日の本紙には、関連死が出た災害の一覧表が載っていた。
 2004年の中越地震や07年の中越沖地震、昨年の能登半島地震など、
 24もの災害の名がずらりと列挙されていた。

 それは阪神大震災から30年がたっても、関連死がなくならないことを物語る
▼日本列島は大地震が頻繁に起こる周期のただ中にある。
 「そう考えて備えることが、我々にとって、時代の課題であろう」。
 政府の東日本大震災復興構想会議議長も務めた政治学者で、
 昨年亡くなった五百旗頭(いおきべ)真(まこと)さんが著書「大災害の時代」で述べていた
▼地震を予知することは、なお難しい。発生を防ぐこともできない。
 今この瞬間も私たちは、そんな災害と隣り合って生きている。

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