日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

ラファエル・パルメイロの誤算

2005年08月02日 20時26分45秒 | 気まま日記
MLBは、オリオールズのラファエル・パルメイロ内野手に対して10日間の出場停止処分を発表した。禁止薬物規定で処分を受けるのは、7人目だが先月15日に史上4人目の3000本安打、500本塁打を達成した超大物だ。(現在3018安打、569本塁打、1834打点、打率2割8分9厘)昨日もNHK(BS)で特集番組を取り上げていた。理想的なバッティング・ホームから繰り出される打球はヒットやホームランを量産できると。
機構からドーピングに陽性反応が出たと告知されても、意義を申し立て否認したが、調停人から却下された。
パルメイロは、「故意にステロイドを使用したことはない。なぜ検査が陽性になったのか、分からない。」と通常のサプリメント(栄養補助食品)に含まれていた可能性に言及していた。
今年2月、ホセ・カンセコ氏(元アスレチックス)の暴露本で、同僚のサミー・ソーサやマーク・マグワイヤ氏(元カージナルス)・・・などと共に薬物使用を指摘されていた。
大リーグ機構の規定は、1回目の違反は10日間(実質8~9試合)と軽いものだ。(これでも世論の批判で重くした)ホームランを量産した2~3年前までは60本はおろか70本越えもあった。薬による量産を誰も疑わない。
フェアーなホームラン王に松井秀喜選手が近いと思われていたが、40本台半ばの本数を目標にして欲しいものだ。
それにしても、処分は軽い。記者の評判も「野球殿堂入り」には、なんの障害にもならないとのことだ。「MLBがオリンピックに参加しないと決めたのは、ドーピング違反続出で、評判を落としたくないから」と思われるよ!
子供たち(もちろん大人も)に夢を与え、真似をされる存在の大スターがこれでは情けない。下院の公聴会でも否定していたのに!処分の軽いうちに告白して二度と使わないと誓約するほうがスッキリすると思うんですが、否定する選手が多いのは残念だ。ここ2年ほど不調だったが、やっと本来の調子になってきたヤンキースの疑惑の選手は、否定することなく誓約してスッキリすることだ。国際陸連は、1回で2年間の停止(記録はもちろん削除)。2回では永久追放だ。