日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

米国産牛肉

2005年08月13日 20時56分24秒 | 気まま日記
米国農水省の牛肉輸入再開圧力は、日本の1部の業者と結託して日増しに強くなっている。生後2年以下の牛の検査が必要ない(狂牛病の発生が確認できないので)とかで、日本政府も圧力に負けそうだ。(絶対古牛の混入を阻止できない)
今日、ロイター通信は、米国アイダホ州で今年の2月以降だけでもBSE(牛海綿状脳症)に似たクロイツフェルト・ヤコブ病と似た症例が6件発生したと報じた。
全員が60歳以上で、隣接する地域に住んでいる。5人は既に死亡した。
州政府は、「自然発生によるもので、BSEの牛を食べたものではない」と説明している。しかし、自然発生は100万人に1人とされるヤコブ病が、人口140万人の同州のその1部の地区で発生する確率は異常だ。CDC(米国疾病予防対策センター)によると、年間300件近いヤコブ病患者が発生していると報告している。(他に死因を特定せずに埋葬する例も多い)
米国は、本当に異常だ。畜産業の政治的圧力は、献金に寄って政府を動かしている(支配に近い)。全頭検査もしないで牛肉が国内消費・輸出されている。米国産がメキシコに廻り(牛のまま或いは牛肉)日本にもメキシコ産で輸入されている。
米国産の牛肉について、輸入再開を急いではならないのは明白だ。牛丼をブームのように有難がってはならない。