波佐見の狆

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パートナーを信じるということ

2017-08-06 22:51:01 | 乗馬

乗馬クラブでのテストというのは、2通りありまして・・・

①「みきわめ」 クラブ内の、クラスの進級を決めるための、実技だけの簡単な判定。受験料はかからず、認定証もない。

②「ライセンス」 全国乗馬倶楽部振興協会という公益社団法人認定の、実技と筆記の試験。受験料がかかる。合格者には認定証(カード)が交付される。

どちらも、会員それぞれの上達度合いに応じて、先生が、受験をアドバイスするので、入会してどれくらいでどのテストを受けるかというのは、個人差が大きいわけです。上手な人は、短期間でどんどん進んでいく一方で、私のようにへたっぴい組は、いつまでも置いていかれるので、いくら運動目的で通っているとはいえ心が凹むというのは、以前の記事でもお話しましたねぇ。

で、この「ライセンス」は、5級から1級まであり、5級は、入会してまもなく誰でも取れるレベルで、私も3カ月目くらいで取りました。4級も実際、基礎レベルです。「常歩(なみあし)」「速歩(はやあし)」「駈歩(かけあし)」という、基本の三種の歩様(ほよう)を、一定の区画(ドーナツ型のサークルですが)内で自在にできれば合格で、早い人は、半年から1年くらいで取るみたいです。

基礎レベルではありますが・・・言い方を変えれば、4級イコール「一通りの基本はマスターしました」ということです。さらに広いところで、いろんな難しいレッスンに挑戦できるパスポートを得たという意味でもあります。「乗馬」を「馬術」にグレードアップさせる入り口に立ったとも言えるのかな?ちなみに、3級以上が「馬術」のレベルらしくて(特技として履歴書にも書けるそうな)、私も、Uターンするまでには3級を取得することを、次の目標にしようと思います。

さてさて・・・・

試験当日の様子についてちょっと振り返りますと・・・・案の定というか、簡単にはいかなかったのです。

パートナーは・・・もちろん、前の記事でお話しした「マニさま」であります。

試験は、普段のグループレッスン中に・・・つまり、ほかの馬たちと一緒に走りながら行われます。受験者だけ特別に、どこかに受けにいくとかではなく、普段のレッスン中にさりげなくテストされるといったほうがいいかな。レッスンの最後の10分くらいが試験本番タイムで、その前は練習タイムです。この練習タイムのうちに、馬も自分も最高のコンディションになるよう、整えなければなりません。

あいにく、その日は、練習タイムが最悪でした。ほかの馬の中に、ちょっとわがままな荒れ気味?の子がいて、それがほかの馬たちにも伝染してしまい、マニフェストもなんだか落ち着かず、例の必殺後肢蹴り上げを何回もするではありませんか! 駈歩も、スムーズに進みません。この期に及んで?!私があたふたしているものですから、先生の口調も、「ちゃんとコントロールしなきゃだめっ!」といつになく厳しくなり・・・ だんだん頭が真っ白になってきます。あーー今日はダメかも・・・ダメでもいいけどねっ・・・いやいや、あんなに練習したのに落ちたくない!

そして、ある先生の言葉を思い出したのです。

マニフェストは頭がいいから・・試験タイムになると、ちゃーーんとやってくれる。空気を読める馬なんですよ。」

そう、私のパートナーを信じよう。

そうこうするうちに、あっという間に本番タイムとなり、試験官の先生が採点ボードを持って、やってきました。

今回、私ともう1人、受験する人がいたので、ここで、この2人(2頭)だけ、ほかの馬と離れて別のサークルに入るように指示され、2頭で常歩から始めました。

すると。。。。荒れ気味の馬たちから離れたからということもあったと思いますが、マニフェストはすっかり落ち着きを取り戻し、常歩も速足も実に軽やかになって、最終的には、それは美しい駈歩をしてくれたのです!

やったあ~~~!

ありがとうね、マニフェスト。すばらしかったよ。あなたの本領を発揮したんだね・・・

パートナーを信じることの大切さを学びました。

栗恵兄ちゃんたちが、お空からいっぱいパワーを送ってくれたんですね。

(実は、ポケットのなかに、ちょっとした「お守り」を入れていたおかげもあったかな?これについては、また後日・・・)

筆記試験も、なんと100点で、無事合格!

ぱぱと光くんも、喜んでくれました~

賢く可愛いマニちゃん、これからも良きパートナーとして3級目指してよろしくお願いしますね~~~。