あっという間に今年も師走ですねぇ。
来週の木曜には十兵衛が3歳の誕生日を迎えます。
今日は取り急ぎ、光くんの体調その後について書いておきたいと思います。
ほぼ尿道閉塞状態になりカテーテル処置をしてもらったのが11月7日(こちらの記事)。あれから、おしっこはけっこう勢いよく出ていまして、もちろん、普通に元気にしています。
で、大丈夫そうだなと安心していたのですが、、
ところが、、こんどは膀胱炎になってしまい、その治療をしています。といっても、血尿になったとかいう膀胱炎特有の症状は何もなかったので、気づきませんでした。12月4日に、いつものエコー検査で、先生が、「膀胱内の状態がかなり悪い。膀胱炎ですね。」と言ったとのことで(私は行かなかったので、ぱぱから聞いたのですが)、びっくりです。
なんで膀胱炎になったかという理由ですが、、、結石のせいだそうです。つまり、膀胱内に浮遊している結石が膀胱壁にぶつかることで、炎症をおこし、細菌性の膀胱炎になったと。
細菌(特にウレアーゼという菌らしい)が増えると尿のpHがアルカリ側に傾くわけですが(光くんのpHはずっと8~9くらいです)、アルカリになるとストルバイト結石ができやすくなるそうで、実際に、今、光くんの膀胱はシュウ酸カルシウム結石とストルバイト結石の両方が混在しているということです!
こちらのサイトによると、ストルバイトは別名リン酸アンモニウムマグネシウムとも呼ばれ、アルカリ環境で形成されやすい尿路結石なのだそうです。
それで、治療としては、まずは細菌を殺すために、抗生物質の注射です。そして、尿を酸性側にもどしてやらねばならないので、そのために、フードを「腎臓サポート」からいったん「ユリナリーS/O」(旧「pHコントロール」)に変えることになりました。
酸性側に戻すといっても、pH6くらいの適正値(標準値;弱酸性ですね)にしてあげないといけません。あまり酸性側に傾きすぎると、こんどは、シュウ酸カルシウム結石のほうがまた増えることになり、ほんとにもう、石だらけになってしまい、その石が原因でますます細菌が増え、膀胱炎はなかなか治らないという悪循環になりますから。。。
こちらは、光くんが4歳ころ書いた記事ですが、じつは小さいころから、最初はストルバイト、つぎはシュウ酸カルシウムと、常にどちらかの症状があるシーソー状態だったのですが、今回のように両方同時に混在していると言われたのは初めてですね・・・。
ユリナリーで効果があるといいのですが・・・ちなみに、ユリナリーについては、ナトリウムが高めなので、光くんのように心疾患のある子には不適だと先生からも言われたと、以前の記事で書きました。ただし、ユリナリーも種類がありまして、今回勧められたのは、「ユリナリーS/Oエイジング7+」(*注)という新製品で、こちらは、ナトリウムを抑えてあるようです(正確なところは、要確認なのですが)。
ところで、、抗生物質投与と療法食以外にも、家で気を付けてあげられることはないだろうかと、調べまくりました。そしたら、こちらなどにも書いてあるように、尿のpHは一日の中でも変動し、「空腹の時は酸性に傾き、満腹時はアルカリ性に傾く」ということを知りました。光くんの場合現在高アルカリになっているので、空腹の時間を少しでも長くすることで酸性側に戻すことができるということですね。主食は、決まった時間にちゃんと計測して給餌していますが、実は、おやつをあげすぎているかなーと普段から思っていたので、おやつ削減作戦でいくしかないようです。
具体的には、、、散歩時はもちろんのこと、家の中でも、じゅーくんがシーツでおしっこをしたら、必ず一緒に兄ちゃんにもおやつをあげているので、これを半量にし、だんだんゼロにするとか。
「えっ!おやつ減るの?! ミカンくらいちょうだい!」
ストルバイトにせよシュウ酸にせよ、光くんの場合は、体質だろうと、茨城の先生も言っていました。なんとかうまく付き合っていけるといいのですが。
*注)メーカーの説明によれば・・・
【下部尿路の健康維持】ミネラルなどを調整することでストルバイト結石を管理し、尿石の80%を形成しにくくします。
【高齢期サポート】独自の栄養素と抗活性酸素物質を配合し、健康を維持することで愛犬の活力と健康的な認知機能をサポートします。また、腎臓の健康をサポートします。