季は秋、 季節は初秋、 24節季は立秋
39候=蒙霧升降 (ふかききりまとう) 深い霧が、まとわりつくように立ち込める季節です
新暦8月18日~8月22日の5日間
風物詩
「季節」 蒙霧(もうむ) : 蒙霧は、もうもうと立ち込める霧のこと。「升降(しょうこう)」は「昇降」とおなじです。霧に立ち込まれた状態は、「霧の帳(とばり)」 「霧の幕」と形容されてきました。また、霧が立ちのぼる様子を、お香の煙にたとえた「霧の香」という表現もあります。
「花」 桔梗(ききょう) : 山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ「秋の七草」の歌は、「萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花、また藤袴、朝顔の花」。この中の「朝顔の花」は、桔梗のことだとされます。中世は「きちこう(きちかう)」と呼ばれていましたが、しだいに変化して「ききょう」になりました。紫の楚々とした花の姿は、いかにも秋の風情です。
萩(はぎ) : 夏から秋にかけて赤紫色(まれに白色)のチョウの形の花を付ける落葉低木、7月から10月にかけて花が咲きます。「くさかんむり」に「秋」と書く事からもわかるように、秋の代名詞として古くから日本人に親しまれており、秋の七草にも数えられています。
「果実」 無花果(いちじく) : 名前の由来は、漢名の「映日果(いんじぇくお)」が変化したと言う説と、ひと月で熟すから、あるいは、毎日ひとつずつ熟すから「一熟(いちじゅく)」と言う説があります。「無花果」と書くのは、花が咲かないからと思われたから。じつは、花は実の中に咲くのだそうです。その実は、栄養価が高いと言われ、花も実もある果物です。
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