季は秋、 季節は初秋、 24節季は処暑 処暑となり暑さもおさまり涼風が吹く
40候=綿柎開 (わたのはなしべひらく) 綿を包む咢(がく)が開きはじめる時期です
新暦8月23日~8月27日の5日間
風物詩
「季節」 綿(わた) : 綿には、美しい花が咲きます。「立葵(たちあおい)」に似た、淡い黄色の花です。その後にできた実がはじけると、白い”ふわふわ”が顔をのぞかせます。これが通常「棉花(めんか)」と呼ばれる部分。中には、種がやさしく包まれています。この繊維を利用して、糸や織物や木綿綿などを作ります。私たちの生活をあたたかく支えてくれる綿の実りの季節です。
「花」 葛(くず) : 秋の七草に数えられる葛の花。生い茂った葉陰から、鮮やかな赤紫の花をのぞかせます。平安時代は、葉が風にひるがえって裏をみせることから「裏見草(うらみぐさ)」と呼ばれました。根からは、葛粉を採って食用にし、風邪によく効く葛根湯を作ります。
白粉花(おしろいばな) : 黒く丸い種を割ると、白い粉が出てきます。それを白粉(おしろい)に見立てて女の子が遊ぶのが語源と思っていたら、江戸時代は。本当に白粉の代用にしたそうです。夕方近くになりと花が咲くので「夕化粧」という異名も持っています。秋の季語ですが、夏の早い時期から、ほんのりといい香りを漂わせて咲いています。
「虫」 赤とんぼ : 体色が赤いトンボを総称して赤トンボと呼び、アキアカネ、ミヤマアカネ、マユタテアカネなどの種類があります。6月中旬から下旬にかけて水辺で羽化し、群れをなして山地や高原に移動します。二千から三千メートルの高地まで行く赤トンボの姿もあります。成虫して間もないころは茶に近い橙色の体も、山で過ごすうちに赤色へと成熟していきます。そして、八月下旬から九月上旬にかけて、赤トンボは続々と平地に戻ってきます。赤トンボの「赤」の色は、秋の到来を予感させる色です。
昨年の 七十二候ノ40候 http://blog.goo.ne.jp/kw1555/e/7dc1eda7de9b3b7c1598b8c82636a587
前候 http://blog.goo.ne.jp/kw1555/e/19fce1d7498b9073e8c071743a194b83
次候 http://blog.goo.ne.jp/kw1555/e/a1a5ce8a3ec33de970b812e101bf649b