ベン・スティラー(Ben Stiller) 主演の映画「ナイト・ミュージアム(Night at the Museum) 」2006年制作、「ナイト・ミュージアム 2(Night at the Museum: Battle of the Smithsonian) 」2009年制作を観た。#1の方はニューヨーク市にあるアメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)で撮影され、#2はオリジナル・タイトル通り首都ワシントンのスミソニアン協会(Smithsonian Institution) の博物館群でロケーションされている。
1993年のミラン・トゥレンク(Milan Trenc) 著書の子供本の映画化である。この作品に登場する人物、動物などなど年代、歴史を超えて一堂に出てくる発想はかなり面白い。歴史に詳しい者にとってはたまらないだろう。娯楽コメディ映画としては超一級。
全米には美術館、博物館、歴史資料館など数えきれない程ある。5回ほど全米長期研修旅行に行っているが、各都市では必ず3~10のその様な施設を訪問したり、そこの責任者、学芸員(curator) にも会って話を聞いている。
映画の舞台となったニューヨークだけでも、有名なメトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art) 、ニューヨーク近代美術館(MoMA = Museum of Modern Art) 、ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art) 、グッゲンハイム美術館(Solomon R. Guggenheim Museum) はじめ山ほどある。皆素晴らしいコレクションを持っている。
特にすごいのがワシントンDCのスミソニアン協会が運営する博物館群。数は16あり世界最大の研究機関を統括し、入館料はすべて「無料」。
国立アメリカ歴史博物館(American History Museum)
国立航空宇宙博物館(Air and Space Museum)
国立自然史博物館(Natural History Museum)
芸術産業館(Arts and Industries Building)
ハーシュホーン博物館と彫刻の庭(Hirshhorn Museum and Sculpture Garden)
国立アメリカ・インディアン博物館(American Indian Museum)
フリーア美術館(Freer Gallery of Art)
クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館(Cooper-Hewitt National Design Museum)
国立肖像画美術館(Portrait Gallery)
スミソニアン博物館(Smithsonian Museum)
などが今、思い出せる名前だ。スミソニアンのすべての館を数回ずつ訪問したが、何せ一つずつの施設の広大な床面積と膨大なコレクションで、1日で駆け足で周れるのはせいぜい3つ(理想はまる1日かけて2館)。米政府のおかげでトータル1ヶ月以上、ワシントンに研修滞在出来たのがラッキーだった。
映画「ナイト・ミュージアム」は忘れかけた訪問を思い起こしてくれる。#YS
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます