読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

将棋界の一番長い日

2005-03-04 23:26:58 | 日々雑感
今日は将棋界の一番長い日。

将棋の世界で「名人」になるためには、リーグ戦を戦い挑戦者にならなければならない。
しかもA級リーグという、5つのリーグの中のトップリーグで一位にならなければならない。
つまりA級にいないと「名人」への挑戦権もないのだ。

5つのリーグならナントカなりそうだが、ひとつ上のリーグにあがるのは大変なのである。
全勝なら確実だが、一敗でもそのリーグの下位にいるとわからない場合がある。
なにしろ最下級のC2は約50人、C1では30人強いる。総当りではないから、同率がでる、そのときは「上っぱね」で上位者が昇級する。
兎も角も厳しい世界である。

そのトップリーグの最後の戦いが今日行われている。
そして、名人挑戦者、B1組降級者がでる。
それをBSで放送している。

私は、そういう勝負の世界、が好きだ。(正確には見るのが好きだ)
将棋、相撲、芸事(伝統芸:落語、歌舞伎など)
こういうもののそのものが好きなのではなく、そういう世界で戦う人、居る人を見るのが好きなのである。

ということで、風邪を引いていながら、BSで将棋を見て、そして中村勘三郎の襲名の番組なんかをみている。

追伸
 新潮文庫で、村上春樹の「海辺のカフカ」がでた。読みたいがなんだかせわしなくて。
 村上春樹の世界はよくわからない、が、居心地がいいのである。
 そういうのって大事だと、このごろは思うのである。つまり、なんでも全て理解しなくてもいいのではないんだろうか、ってこと。この問題については後日深く考えることにしよう。
コメント (1)
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