オール読物に時々掲載されている「家老列伝」
久々に12月号に掲載された。
立花道雪が主人公である。
九州・豊後の大名、大友宗麟の家老である。
大友宗麟が、大友家を継ぐにあたって内紛がおき、その時宗麟(当時は義鎮)を推し、大友家を大きくしたのが立花道雪である。
立花道雪は、大友家の一族・戸次(べっき)氏に生まれ、戸次鑑連(べっきあきつら)と名乗っている。
父が早くなくなったので、若くして戸次家の家督を継いだ。
そして若いころから戦上手で人使いがうまかった。
さて、題名となった「雷を斬った男」というのは、道雪が若いころ楠の老樹の根元で昼寝をしていたとき、にわかに雷雲がわきあっという間に楠の梢を掠めた稲妻が左足を襲った、その時道雪は稲妻を斬ったのである。
その後、道雪は左足が不自由になり、出歩くには輿か駕籠に乗るしかなくなった。
にもかかわらず、戦場では勝つ。
また、大友宗麟も若いころ乱行にはしった。
昼は管弦の響きのうちに暮れ、夜は乱舞狂言のうついに明ける、夜明けと共に美女をかき抱く、という生活である。
これをいさめる人がいなかった。
いや諌めるどころか、一緒に宴席につらなった。
それを、聞きつけた道雪が諌める。
このあたりがおもしろい。
立花道雪の人生をいっきにたどるものだから「急ぎ足」の感が否めないが、なかなかおもしろかった。
九州の戦国大名の生き残り合戦も、相当に凄まじく、その生き残りとなった立花家の物語であるが、長編の形で別の機会で読んでみたいものである。
家老列伝は単行本になっている。
「東に名臣あり-家老列伝」である。
いずれ文庫本で読もう。
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久々に12月号に掲載された。
立花道雪が主人公である。
九州・豊後の大名、大友宗麟の家老である。
大友宗麟が、大友家を継ぐにあたって内紛がおき、その時宗麟(当時は義鎮)を推し、大友家を大きくしたのが立花道雪である。
立花道雪は、大友家の一族・戸次(べっき)氏に生まれ、戸次鑑連(べっきあきつら)と名乗っている。
父が早くなくなったので、若くして戸次家の家督を継いだ。
そして若いころから戦上手で人使いがうまかった。
さて、題名となった「雷を斬った男」というのは、道雪が若いころ楠の老樹の根元で昼寝をしていたとき、にわかに雷雲がわきあっという間に楠の梢を掠めた稲妻が左足を襲った、その時道雪は稲妻を斬ったのである。
その後、道雪は左足が不自由になり、出歩くには輿か駕籠に乗るしかなくなった。
にもかかわらず、戦場では勝つ。
また、大友宗麟も若いころ乱行にはしった。
昼は管弦の響きのうちに暮れ、夜は乱舞狂言のうついに明ける、夜明けと共に美女をかき抱く、という生活である。
これをいさめる人がいなかった。
いや諌めるどころか、一緒に宴席につらなった。
それを、聞きつけた道雪が諌める。
このあたりがおもしろい。
立花道雪の人生をいっきにたどるものだから「急ぎ足」の感が否めないが、なかなかおもしろかった。
九州の戦国大名の生き残り合戦も、相当に凄まじく、その生き残りとなった立花家の物語であるが、長編の形で別の機会で読んでみたいものである。
家老列伝は単行本になっている。
「東に名臣あり-家老列伝」である。
いずれ文庫本で読もう。
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