BS-TBSで毎週月曜日に放映されている「吉田類の酒場放浪記」の本、3冊目である。
ちなみにDVDは4枚出ている。
私は2009年頃からテレビを見ていて、2010年から録画をしている。
このテレビ或いはDVDを見ながらゆったりと酒を飲みたい、と思うのだが、これまで心ゆくまでそれを楽しんだことはない。(見ながら酒を飲んだことはある)
で、本である。
まあ本も面白い。
でもやっぱりテレビには敵わない、と思うのだ。
そりゃあテレビのほうが画は動くし音も出るのだから当たり前だろう、と思うだろうが、それだけではない。
吉田類の酒場放浪記の面白さは、吉田類というのん兵衛が居酒屋を紹介するだけではないのだ。
その酒場で飲食をしている人たちの顔と声が聞こえてくるのがイイのである。
吉田類が一人で飲んで、酒場の主と話すのではなく、他の客達(いわゆる常連さん)がわいわいがやがやとして酒を飲んでいるところが映っているのが、なんともたまらないのである。
それが、この番組の魅力なのである。
で、それはやっぱり本では再現できない。
だから、本は酒場紹介の域をなかなか超えられない。
まあ「俳句」をじっくり読むことがいいことではあるが・・・
私好みの俳句は次のとおり。なおカッコ内にあるのはその時紹介された酒場である。
酔ひ覚めに 秋の時雨の 嬉しうて (横浜:諸星酒場)
立ち飲みて 冬の運河に 恋を棄つ (茅場町:ニユーカヤバ)
遍路みち 吹かるるままの 帰り花 (高知:おしどり)
ハイボール 弾ける初夏の ブルージーン (南千住:大坪屋)
モツ喰らふ 汗一滴を 惜しみつつ (町屋:小林)
葉桜や もう薄暮れの 帰路遠く (武蔵小山:牛太郎)
山菜は 春妖精の 爪手足 (小樽:らく天)
それにしても、あの顔であのスタイルでそしてのん兵衛で、よくこういう繊細な句がでてくるもんだ。
そのあたりが、酒場放浪記の最も面白いところであり魅力なんだろう。
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ちなみにDVDは4枚出ている。
私は2009年頃からテレビを見ていて、2010年から録画をしている。
このテレビ或いはDVDを見ながらゆったりと酒を飲みたい、と思うのだが、これまで心ゆくまでそれを楽しんだことはない。(見ながら酒を飲んだことはある)
で、本である。
まあ本も面白い。
でもやっぱりテレビには敵わない、と思うのだ。
そりゃあテレビのほうが画は動くし音も出るのだから当たり前だろう、と思うだろうが、それだけではない。
吉田類の酒場放浪記の面白さは、吉田類というのん兵衛が居酒屋を紹介するだけではないのだ。
その酒場で飲食をしている人たちの顔と声が聞こえてくるのがイイのである。
吉田類が一人で飲んで、酒場の主と話すのではなく、他の客達(いわゆる常連さん)がわいわいがやがやとして酒を飲んでいるところが映っているのが、なんともたまらないのである。
それが、この番組の魅力なのである。
で、それはやっぱり本では再現できない。
だから、本は酒場紹介の域をなかなか超えられない。
まあ「俳句」をじっくり読むことがいいことではあるが・・・
私好みの俳句は次のとおり。なおカッコ内にあるのはその時紹介された酒場である。
酔ひ覚めに 秋の時雨の 嬉しうて (横浜:諸星酒場)
立ち飲みて 冬の運河に 恋を棄つ (茅場町:ニユーカヤバ)
遍路みち 吹かるるままの 帰り花 (高知:おしどり)
ハイボール 弾ける初夏の ブルージーン (南千住:大坪屋)
モツ喰らふ 汗一滴を 惜しみつつ (町屋:小林)
葉桜や もう薄暮れの 帰路遠く (武蔵小山:牛太郎)
山菜は 春妖精の 爪手足 (小樽:らく天)
それにしても、あの顔であのスタイルでそしてのん兵衛で、よくこういう繊細な句がでてくるもんだ。
そのあたりが、酒場放浪記の最も面白いところであり魅力なんだろう。
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