読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

内通 堂場瞬一 週刊朝日連載最終回 12月27日号

2013-12-23 20:45:11 | 読んだ
週刊朝日の定期購読をやめようと思ったことがある。
昨年の11月20日日のブログでその理由を書いているのだが・・・

依然として購読している。
その一つの理由が、やめようと思った時から始まった連載小説3本である。

そして12月27日号でその3本のうち最後に残っていた「内通」が最終回を迎えた。

週刊誌連載の小説は、その時は面白いのだが、最後になるとなんだか「尻すぼみ」になるものが多い。

「えっ!」というか「あっ!」というか「これで終わり?」という突然終了するもの

「ナニ?これだけ盛り上げておいて、こんなオチなの?」という、肩すかしを食らったようなもの

こんなんであまり期待しないで読み始めるのだが、やっぱり読んでいると「愛着」のようなものを感じて読み通してしまう。
つまり、あんまり優秀でないセールスマンが毎週訪れて一生懸命営業するのを見ていると、いや訪れるだけで親しみを感じてしまうのと同じようなのである。

ところが、今回の「内通」は『ちゃんと』(という言い方もおかしいのだが)エンディングがある。

物語は、刑事が汚職の内通を受け内通者と接触しているうちに、彼の娘がストーカーにあいさらには拉致され危うく殺される、という流れなのだが、なぜ、娘が狙われ拉致されるのか、という理由がわからない。
わからないゆえに対処の方法に苦悩する。
更に、刑事と娘の葛藤。

もう1回全編を通して読んでみたい物語であった。

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