ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

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☆☆☆シニア犬の愛おしさは、ひとしおのものがあります...

2019年12月01日 | 人と犬の健康を考える

 

晩秋が過ぎ去り、

初冬とも言える季節が来ると、

シニア犬たちがひときわ愛おしくなりますね。

とくに、大きな季節の変わり目(秋から冬/春から夏)には、

気遣ってあげないといけない存在のワンコ達だからでしょうか?

ワンコも10歳を超えると、身体も心も弱くなってくるものです。

若い頃とは異なり、一緒に過す時の流れも、何気ない触れあい方や、

与える食べ物などについても、深い愛情が必要になることだけは事実です。

老いた犬たちは、相手のことを何気ない行動で労っています。

この場合、年齢には関係なく、元気なワンコが自分より弱いワンコを

気遣うのです。その優しさは、この犬種どくとくのものかも知れません。

老いた犬たちにおいては、雌雄の区別と言うものも、余り感じなくなってきます。

そのときそのときの様子で、どの犬がどの犬に対して優しさを見せるか?なのですが。

予想するのは、ベテランの犬飼でも難しい作業と言えます。

ただ、涙が出るほど素直な行動に出るワンコがいて、傍目を気にする様な時があります。

そして、一時代を築いてきた風格を備えた老犬たちは、

特に同じ犬舎の子犬や若犬には、特別な優しさを見せるものです。

不思議でもあり、感心させられる光景を見る機会にも恵まれます。

ベテランの飼い主さんは、

老犬の扱いに長けていらっしゃいます。

いままで、いっしょうけんめいに

人(この場合は飼い主さん)の役に立ってきたワンコ。

そんなワンコが老いた時、どうしようもなく弱くなってしまったとき、

やさしく出来る権利を得られたときに、この犬種を飼ってきて良かったなと、

心から思えるときが来たことを実感できるのです。

 

タンパク質は、身体の中で、
作って(同化)は壊し(異化)てを、繰り返しています。
身体の中に長くとどめておくことが出来ません。
これを動的平衡状態にあると言います。
タンパク質は、切らすことのないように、少しづつ与え続ける
必要のある栄養素なのです。

原料のタンパク質が足りないと、(粗末な身体が出来上がる)
粗末な腎臓粗末な肝臓粗末な心臓粗末な脳ができて
しまう結果になります。(これは人間の場合の考え方)

私の犬作りは、この理念に基づき、豊富なタンパク質を与えて、強靱な犬を
作りあげようとするところにあります。そうして出来上がった犬は、老犬に
なっても強い身体であるはずなのですが...。


コンディショニング中のシニア犬のお世話

健康度の落ちてしまったワンコには、

健康を回復し、より強い免疫力を取り戻す作業を続けて行います。


この子は、涙点が詰まって、涙が鼻に抜けなくなっています。脂肪などが詰まって、涙の通り道で
ある涙点が詰まることは良くあります。毎日、下まぶたの上から目元にかけて、やさしくマッサー
ジしてあげると、涙点の詰まりがなくなって涙やけにもならずに済みます。


シニア犬の健康回復には、

与える食べ物、

休ませる環境、

足りなくなった栄養素の補給、

手のぬくもりと心のぬくもりの感じられる

幾つかの手作業。

こんなものが必要になります。

例えば、加齢性の白内障。

この症状も完全に回復させることが出来ます。

※加齢性の症状を出来るだけ出さないように飼うことが、シニア犬飼育の秘訣だと思います。
これは決して難しいことではなく、誰にでも出来る飼育の仕方とも言えるのです。

 

業務連絡

12月の大きなイヴェントは、

22日に行われる「クリスマス会」です。

年末に向かって、ますます寒い日が続きますが、

みなさま そして愛犬たち、

どうぞ健康で明るい毎日を、おおくり下さいませ

 

 

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