少し涼しい助かります~
夕べから、サリーの様子が少し変でした。
2時に起こされ、散歩に出かけました。
「朝帰り」の若い連中を見掛けてもサリーは別段警戒の様子がありません。
やはり、少し変です~。
早朝の作業を終えて帰宅すると、サリーがウロウロ。
K子さんから、サリーの熱が下がった(注1)ことを告
げられました。
ウソでしょ~、まだ出産には五日も早いよ~、、、、。
六時半頃「破水」の様な・・・・・・
七時過ぎ、最初の「いきみ」(注2)を確認。K子さん、あわてて出産準備に入りました。
七時半頃、産道に胎児確認。羊膜が破れて、顔(鼻先)が確認できる状態。
「イキミ」を促しながら指を使って胎児の出るのを助けること10分余り。
7時45分、第一子分娩。牝414gと想像していたより大きい、、、。
体を拭ったり、飲み込んでいる羊水を逆さに振って吐き出させたり、手際良く作業を進めます。
臍の緒を縛り、イソジンを使って消毒をします。体重を量り、首にリボンを巻いてから「初乳」を飲ま
せます。
その後、8:30・第二子♀→10:30・第三子♂→11:15・第四子♀と生れ、第五子目でトラブル
発生、産道に降りて来ている胎児がどうしても出てきません。
特殊な器具を使って「潤滑剤」を慎重に注入し、肩の部分を指にかけて分娩を介助します。
13:20分娩、しかし胎児は仮死状態です。すぐに蘇生の作業に入りましたが、結果的に息をする
事なく、亡くなってしまいました、、、。とても残念です、、、、、、。(434g♂)
その後も同様な「難産」の状態でしたが、なんとか頑張ってサリーの五日も早い「お産」は終わり
ました。時に18時30分。
初めての「お産」を頑張ったサリーは、ほっと安心したような顔付でしたが、体温が40度にまで上昇
していて、予断を許さない状態になっていました。
最後の胎児は、介助のうえ分娩し「蘇生」をさせた胎児でしたがU>乳首に吸いつく力が有りません。
このままでは、亡くなってしまう事は目に見えています。
昨夜に続き、今夜も二人共に寝られそうもない夜を迎えていました。
◆注1:犬のお産で重要なのは、妊娠犬の体温の低下を正確に確認する事です。
妊娠している牝犬の体温が急に下がってから、数時間以内に出産が始まる。学説としては、
正確なものではないとする考え方もありますが、実務的に考えてみたいものです。
◆注2:次に重要な事は、最初の「いきみ」を確認する事です。
最初の「いきみ」から11時間を超過すると、生まれてくる子の生存率は格段に低くなってしま
うからです。これに関しても異論がありますが、経験上限りなく正しい考え方だと思います。
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