ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ みつばち

2024年10月03日 | 閑話休題
夏が過ぎて人心地
わたしは趣味の一つとして
みつばちを飼育しています。

いまから遡ること15年前に「日本蜜蜂」の捕獲に成功し、
十数年のあいだ飼い続けました。
しかし四年前には飼育を止めました。

にほん蜜蜂を飼い始めてから程なくして、
「西洋蜜蜂」の分蜂群を複数捕獲したことにより、
本格的に西洋蜜蜂を(も)飼い始めました。

私にとって蜜蜂の飼育は、犬の飼育と同じ程度に興味深く
勉強していくに値するものであったと思っています。

飼育の過程で「にほん蜜蜂」の飼育を止めたのは、
その飼育管理の難しさに、心身ともに疲弊してしまったからに
他なりません。

西洋蜜蜂も、にほん蜜蜂も、
真夏の時期の管理作業がとても過酷であり、
そのことにより身体を壊してしまっては、
本来の犬の飼育が疎かになってしまうのではないかと危惧したからなのです。

いまは穏やかに、西洋蜜蜂三群を丹精込めて飼育しています。
わたしが自信をもって飼育管理できる蜂の群れは五群までです。
※四群管理を基本として、場合によっては五群までを飼う。

三群で越冬させて、春の建勢で四群から五群に増やし採蜜。
梅雨の前までに新女王を生み出し初夏に更新。
夏から秋にかけては「ダニ駆除」に専念。
初冬の時期までに一巣箱5~6枚群を構築し冬を越させます。

そんなやり方の中で、自分の理想とする蜂をつくりあげて
誰にも迷惑のかからない飼育環境を維持していくことを、
この上ない喜びと感じています。
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日本みつばち

日本の野生種であるにほん蜜蜂の飼育は難しく、
自然のままに群れを維持していく事は並大抵のことではありません。

野生の中でのにほん蜜蜂の天敵は多く、また寄生虫や病気の予防に
多くのことを正しく学び、対策を実行する努力を必要とします。
アカリンダニの寄生が心配なので、日々の内検は欠かせません。
蜜蜂には、にほん蜜蜂/西洋蜜蜂ともに分蜂と言う現象があります。
この「分蜂」を如何にコントロールし、自在に扱えるかと言う事で
飼育者としての真価が問われます。
①にほん蜜蜂②西洋蜜蜂③ラブラドール、
以上三つの形態の異なる生き物を、安定して飼育し続け、また進化させて
行くには、大変な困難さが伴います。
そんなことを総合的に判断して、自分(の能力)にあった方法で、無理なく
楽しんで行っているのが今のわたしの姿なのだと思っています。
にほん蜜蜂の分蜂群を捕らえるための捕獲板(檜の木に設置)
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西洋みつばち
可愛いのひと言です💦
西洋蜜蜂の種類
主に下記の二種類が飼育されています。
①イタリアン種
性質は非常に穏やかで、集蜜力が高く分蜂性が低いため世界中の養蜂家の聞で最もよく利用されているミツバチです。体色は明るい黄~橙色と黒色の縞模様をしています。
日本で飼育するためには、越冬中は大群で維持する必要があり、また冬季でも産卵する傾向があるため十分な貯蜜が必要になります。
イタリアン種は日本の気候に適していたことから、明治時代にアメリカやイタリアから、大正時代にはイギリスからも輸入されていました。
②カーニオラン種
イタリアンに比べて性質は温和であり、夜間や低温時に巣箱を聞けても大人しい傾向があります。集蜜性が高く、また、低温耐性も高いので、越冬はイタリアンより小群で行うことができますが、夏場の高温には弱い傾向があります。 
働き蜂の体長は、イタリアンに比べて大きく、また舌の長さも長いため蜜腺が長い花からも採蜜することができます。体色は灰から茶色と黒色の縞模様で被毛は白色で、欧州では蜜蓋が白色で見た目が美しいため、巣蜜販売用に良く利用されています。
 

西洋蜜蜂飼育の流れ
①越冬明け(二月梅の開花)
暖かな日を選んで内検し巣枠の整理、必要に応じて給餌などを行う。
②建勢(増群-蜂の数を増やす)に専念
内検~活性の確認、給餌の工夫など働き蜂を増やす。
冬越しの蜜枠の掃除(薬分の懸念される蜜を絞る=飼料として利用)
③二段化(10枚巣箱=上段六枚巣枠に)(下段には空巣10枚を入れる)
桜の花が散る頃に蜜の溜まった巣(枠)を抜き取り新巣を入れる。
群れの勢い次第では桜の蜜が採取できる。(わたしは行わない)
内検は週に一回行う、上段の六枚巣枠のみ下段(10枚)は目視無し。
この時期に出来る王台は全て除去する。
蜂児圏の環境を変えない、四月は寒暖差が激しく細心の注意を払って
働き蜂を増やすことに専念する。採蜜は行わないこと。
④下の段に産卵が行われ、有蓋蜂児が確認されたら「隔王板」を設置。
隔王板設置後10日の後に採蜜可能か否かを判断。
⑤六月までに折をみて採蜜。
基本的な考え方は、蜜蜂のあるがまま(蜜蜂ファースト)を維持し続ける
工夫をすること。蜂蜜は蜜蜂が作るものであり、人が介入してはいけない。
下旬にかけて来季の蜂群づくりを開始する。ダニ対策をたてる。
⑥七月以降の作業
王台造り(女王づくり)、ダニ対策(アピスタン/アピパールの効果的使用)
四枚群で割り出し(新女王)、秋までに六~八枚群に育て上げる。
旧群を蜂友に譲渡したりして処分完了を目指す。
新群(三~四群)の越冬準備(ダニの寄生していないことの確認が重要)

以上が蜜蜂飼育の先生による教育結果です。私はこの作業を愚直に実行
常に工夫と勉強(最新の知識)を怠らないようにしています。笑
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スズメバチとの闘い
ミツバチの災難(ミツバチ飼育者の災難)
秋になると、昆虫の捕食者であるスズメバチがミツバチ達を襲いにやって
来ます。いちど狙われたミツバチの巣箱は、人間が手を貸して助けてあげ
ないと、容易に崩壊(全滅)してしまいます。
ミツバチを飼う人は、この危険極まりないスズメバチとの闘いを回避する
ことはできません。刺されたら死に至る危険なスズメバチとの闘いは、
ミツバチ飼育の中でも危険な作業の最右翼と言って良いでしょう。

捕虫網などで一匹一匹捉えたスズメバチは、すぐさま焼酎に放り込みます。
また時には、容器に入れた蜂蜜の中に投入しスズメバチ入りの蜂蜜として
これを好んで食べる人達に差し上げたりもします。
いずれも最大の危険を伴う作業であり、これで刺されて病院に運ばれる人は
珍しくはありません。
※私自身は今までに蜂に刺された経験が多くあり、積もり積もって今では
アナフラキシーと言うショック症状を起こすことがあります。
これは短時間のうちに呼吸が苦しくなる症状に見舞われるショック状態で、
短時間のうちに病院に行って手当てを受けないと命の危険を伴います。
マムシに噛まれた時と同じように、幸いにも手当てを受けられた後の数日間
は患部の腫れ、発熱や痛みなどに悩まされ続けることとなります。
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割り出した群れの内検作業
来年を左右する群れなので慎重に扱っています。
アマチュアの養蜂家(趣味として行う養蜂)はプロとは異なり、作業速度/効率
ばかりを重要視しないで、一挙手一投足 慎重かつ確実な作業を身に着けて
いく事を心掛けて、熟達していく事が大事であると思っています。清潔重視
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ぼくを家族の一員に迎えてください


ひっ付き虫のぼく君と遊ぶ様子の動画です。
誰か可愛がってくれる方、いませんでしょうか?
放任主義で育てたぼく君、思いのほか良い子に育ってくれて
助かっています。
気性が良いと余計に可愛く、そして情も湧いてまいりますよね。
弊舎がお勧めする若犬の一頭です!
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