ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ 今日も良い日だ、空気がうまい~水曜日・・・

2011年02月23日 | トリプルスターの日常

  Afternoon
午後は更に良いお天気に恵まれました。
お引き渡し間近の子犬達は、今日も運動場を駆け巡って真っ黒になって遊んでいました。
      紺色くん1
      今後の子犬達は、
      生後80日目の3月1日に二回目の健康診断を受けてから、ワクチン接種マイクロチップの装着を行います。
       紺色くんと水色くん
      それぞれ、ご希望のご家庭に引き取られるのは第一陣が3月4・5・6日になる予定です。
       紺色くん3
      お引き渡し前の子犬達のチェックは、家の飼育室の中で、広い運動場の中で、念入りに行われています。
       紺色くん4
      最終的な判断や、決定的な要素を見極めるためには広い場所でのびのびと子犬達を観察しなくてはなりません。
      どんなに広くても、屋根の下ではなかなか良い判断は下せないものです。
       水色くん2
      子犬達の見せる「表と裏の顔」を観察する。
      既に子犬達は大人の一面を見せる時が有ります。
      取り繕ったよそ行きの顔ではなく、気質がありのままに出た素直な顔付きを判断材料にしたいからです。
       水色くん3
      家庭で飼われるべき家庭犬として健全な個体は、展覧会やドッグショーに出るような個体とはやや趣を異にします。
      骨格構成と肉質、性格などの正しい判断を下すことが、ブリーダーには求められます。
       水色くん4
      飼主さんに、お渡しする個体の細かな特徴をお話して、理想的な飼育のスタートを切って戴きたいとの願いからです。
      生涯飼育の成否は、飼育をスタートしてからほゞ3~4か月のうちに決まるような気がします。
      過去の前例にとらわれたり、過去に飼っていたWanとの比較のし過ぎ等は飼育のスキル向上を阻害します。
       茶色くん1
      市販の飼育書やウェブの世界に飛び交うまことしやかな情報に捉われることなく、飼育の専門家勉強家のブリーダー
      などから、最新の飼育方法を伝授して貰うのが愛犬を健やかに育てるコツのようなものです。
       茶色くん2
      先ずそう言う頼りになる人を見つけ出すことが、飼主さんに求められる第一歩ではないでしょうか。
       紺色くん5
      獣医師は決して飼育の専門家ではありません。
      しかし病気や怪我を上手に治すのは飼育の専門家やブリーダーではなく、腕の良い獣医さんです。
       紺色くん6
      もしもの時のことを考えて、人柄の良い善良な獣医師(動物病院)を知る事や、人と同じように比較的細分化された専門医
      (動物病院)を知ること、24時間体制で獣医医療にあたる病院などを下調べしておく事なども(飼主さんにとっては)大事な
      ことですね。
       水色くん5
◇午後は最高気温が13度近くまで上がって、一部 陽溜まりの温度は15度を超えていたかもしれません。
ワイワイ遊んでは地面に伏してクールダウンする子犬達。
常に20度以上を維持している飼育室にいるのと比べて、屋外では比較的低温でも暑がる様子を見せるのが不思議です。
それだけ活発に(身体中を動かして)運動しているからなのですね。
屋内では、特にラブラドール種の子犬は、十分健康に育つ事はなかなか出来ません。
この頃(70~80日目)から、この犬種の飼育には、さんさんと陽の降り注ぐ十分なスペースを必要とするのですね。
(※ラブラドール種は、意外にも直射日光を嫌い、半日陰の間接光を好みます。そして風を好んで育つ犬種とも言えます。)


  Morning
   午前7時、運動場の気温は零下2度でした。
   全ての作業を終えて、一番最後に二頭のリハビリを行いました。
   春のようなお天気に浮かてしまったのか、小鳥達の囀りがとても賑やかです。
   Wanたちにも枝の玩具を与えて、楽しみながら朝のトレーニングに励みました。
   先の長い道のりですから、楽にしないと身も心も持ちませんから、、、。
      
      今朝の運動はごく軽めに行いました。
      制限運動は、痛めた方の足を、使うのではなく、かと言って全く動かさないわけでもなく、、、、加減が微妙です。
      
      痛めた足はめっきり筋肉量が落ちてしまっています。
      庇っている内に、あっと言う間に筋肉は無くなっていきます。
      回復するには時間をかけて、一枚一枚紙を貼り付けるように、、、太くしていきます。
      
      他の事と違って、リハビリだけは他の犬を収納し一頭だけで行う方が良い結果が出ます。
      他の犬に気をとられる事なく、集中してできるからなのですね。
      
      今朝のメニュー
      6:30~7:30⇒育成サークルの中で。
      7:30~8:00⇒脚側歩行(緩歩10分、並足10分、速歩10分)
      8:00~8:15⇒育成サークルの中で(暖かなスープ350cc・排泄)
      
もう一頭リハビリしたWanは、後天的股関節疾患の為に自分からは全く歩こうとしなかったWanでしたが、18ヶ月経って走れるまで
になりました。現在は終盤のリハビリですね。
勿論関節自体は悪いままなので、身体のバランスを維持する為のリハビリを怠ると良くない結果になるでしょう。
障害犬の管理は、(生涯)ほんの少し、気を使う必要があるのです。


 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者(ブリ
ーダー)の奇妙なブログですが、今迄以上に気楽に覗いて頂けましたら幸いです。

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