
天候が回復し
朝からワンコたちのリハビリとトレーニングに精を出しました。
自身の腰のコンディションは改善され、多少の無理をしても痛みなどは殆ど感じなくなっています。
腰が立っている(腰が入る)感じが明らかで、筋肉の硬直/捩れなどがすっかり良くなった気がします。
念のため、消炎鎮痛剤と胃薬、ビタミンEとB、血流を促し神経を静める働きのある薬を飲んでおきました。

入院している犬/ワンコに面会
手術後入院中のワンコには、定期的に面会し経過観察を続けています。

飼主の面会はどんな犬でも嬉しいものです。然しそれが許されない(遠方のため)飼主さんもいるのです。
面会が許されない飼主さんにかわって、今日も入院犬に会いに行きました。

変形性脊椎症/一般論
背骨は「椎骨」が積み重なってできています。椎骨が作る関節の働きによって自由に腰を曲げることが
できます。
関節が自由に動くのは、関節の表面が非常に滑らかで弾力性のある軟骨によって覆われているからです。
然し軟骨は加齢によりすり減り、どんどん硬くなっていきます。そのため関節同士が上手く合わなくなると
「痛み」が生じます。※痛み、痺れ、つっぱり感、機能不具合等の不具合を感じる。
また椎骨を繋いでいる椎間板も、加齢により弾力性が失われてゆきます。椎間板の弾力性がなくなってくる
と、椎間板に接している「椎体」の角の部分に力が加わっていき、その部分に骨が増殖し「骨棘」と呼ば
れるトゲのような出っ張りが出来ます。この出っ張りが神経を刺激したり圧迫したりすることで痛みが引き
起こされます。※骨棘は進行に従って伸びて、ブリッジ(椎体が繫がる)を形成するようになります。
この病気は朝起きたときや同じ姿勢を長時間とった後で、、また疲労してくると痛み(不具合)が増してきます。
変形性脊椎症は加齢によって起こる「正常な老化現象」のひとつでもあります。
引用:泉クリニックより
この病気にかかったワンコは、おしなべて表情が険しくなったり笑うことが極端に少なくなります。
症状の全く出ない子でも、少なからずどこかに違和感を感じていて我慢している場合が多くあります。
症状を緩和させるには良い薬がありますので、早めに飲ませて改善に寄与してあげたいものですね...。

動物を入院させる場合の注意点
獣医医療に本腰を入れている動物病院の入院加療体制は非常にシッカリしていて、安心して患犬を任す事が
出来ます。
然しながら、小中規模の一般的個人病院などでは、夜になると誰もいなくなってしまったりと、本来の入院
加療体制が整っているとはとても思えない動物病院が意外にも多く見られます。
愛犬を入院させなくてはいけない場合、確実に体制の整った病院(深夜監視のスタッフのいる)を選んで欲しい
と思います。不測の事故/事態(死亡など)は、必ず病院に誰もいない時間帯に起こることが殆どなのですから。

殆どの動物は、動物病院が嫌いです。ましてや入院ともなると、著しく免疫力が低下してしまう動物もいます。

入院中の動物への定期的な面会は、そういった部分をいくらかでも改善しようとして行なう行為であり、
面会の人を見るときの入院動物の目は、なんとも言えず、嬉しげ悲しげな目つきをするものですね。

病気が良くなったり、傷が癒えてきたりするに連れて、入院中の動物の表情はとても安らかなものに変って
いきます。そうすると面会する側も嬉しくなり、胸の中から熱いものが込み上げてきて、ウルウルすることも
しばしばなのです...。

人の手による介護が必要な動物たち。
入院を余儀なくされている動物の中には、必ずしも大事にされているとは思えない動物も多くいます。
病院が嫌で、薬を飲むのをいやがったり、食べ物を受け付けなくなってしまったり、自傷行為を行なっ
たり....。「※動物達から嫌われる動物病院」があることは、ほんとうに残念なことなのですが...。
そういった行動をとる動物たちに「ある種の薬」を飲ませて、(飼主さんの知らない間に)手間の掛からな
い状態にしてしまう動物病院もあります。可哀想ですね...。
「愛犬の入院」と言うことについては、相談者を吟味し、慎重の上にも慎重を期してください。

あるとき、ある犬が(たぶん)「手に余ってか?」、動物病院から予定より早く退院させたいとの連絡
がありました。
迎えに行くと、とても悲しそうな目つきと怒ったような目つきの二つが入り交じった様な目で、此方
を睨むように見ながらヨロヨロとした足取りで出てきました。
四五日ほどでそのワンコの機嫌は直りましたが、此方の負い目は多分生涯に亘って消えないのではな
いかと思っています。
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カレンダー
Triplestar Labradors Calendar
トリプルスターの予定表です。
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