錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

現在の飼育レポート

2024年11月12日 | 昆虫・植物
こんちわー✋
最近の記事では🐍🐢🦎と偏った話ばかり… 虫の話はどうしたぁ!
でもぉ、古来より🐍🐢🦎もなんですよね。
要するに節気の一つ、啓蟄の由来のように地中から這い出るものは全て🐛…
なーんて話は置いといて、今日は紛うことなく虫のお話です。


先月に出かけていた石垣島で滞在三日で何ができるか!と与えられた僅かな時間をフルに使って得たルリモンシャノメやリュウムラ(リュウキュウムラサキ)の母蝶をゲット。
そして数時間後には島を離れて翌日から遠く離れた福岡の地で強制採卵を始めた。
けど…
福岡へと戻るや否やオヤジの葬儀に追われて全ては母蝶任せ。


とは言え、その後のルリモンシャノメはというと…
👆こんな感じで温室のアレカヤシを食害しています。
そのうちに、このアレカヤシはボロボロにされて見るも無残な姿になるんだけれど、目的は観葉じゃなくて餌だから大丈夫。


そんでもって、もう一つのリュウムラ(リュウキュウムラサキ)が👆これね。
放置的な強制採卵だったんだけど、しっかり産んでくれ多量の幼虫がサツマイモも葉っぱを食べているのですが…
今は晩秋、残された時間もエサも僅かなんだよ!ってね。
そんな気を揉む飼育の一方で…


タイワンシロチョウが羽化しています。
スレや欠けが一つない美しいタイワンシロ
こいつは展開したばかりの柔らかい葉っぱだけを食べて育つチョウだけに孵化後の成長はメチャメチャ早い。
だから野外で観察していると先に産卵されたもだけが成虫になり、後から孵化した幼虫はギョボクの葉っぱを食べ尽くされて残された幼虫は全てが餓死をする。
そんなこんなで、このチョウが欲しければ死滅するであろう幼虫を飼育するのが最善の策なんですよね。


で!
こちらはウスアオオナガウラナミシジミの母蝶に産卵させるために切ってきたタイワンクズの花穂に付いていたオマケのルリウラナミシジミ。
スーパーで売られているインゲンマメを餌にして育てていたのですが、今朝方に覗いてみると蛹化した蛹が吹き流しの中で羽化してました。
ウスアオやルリウラが欲しければ採った方が手っ取り早いのですが、飼育した方が命の重さも同時に感じることができるんだなぁ…

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己の器量が試される時

2024年11月12日 | 両生・爬虫類
既にご周知かと思いますが…
現在、哺乳類などの小動物のほか鳥や爬虫類などを迎える場合は販売者側は後のリスクも含めて生体の状況を告知し、購入者は告知内容に対して同意した上で生体販売確認書という書類に署名をしなければならない。
そして、そこには対象となる生体の情報も細かく記すよう御上から義務付けされている。
例えば…
性別とか個体の生産地(国)からの入荷日や国内繁殖個体では生年月日など細かくね。
さて、ここからは本題へと話を戻しましょう…


このトカゲはオーストラリアを原産とするフトアゴヒゲトカゲ。
最大全長49cmに達するアガマ科のトカゲなんだけど生まれた場所はオーストラリアではなく…
👇ここ。


この国旗で分かりますかぁ?
その国名はチェコ。
で、そこに記載されていた入荷年月日は今年の10月28日と… ん!?
ちよっと待って!
そうなると、11月2日に迎えたのだから日本に来て数日しか経ってなかったってこと?
マジですかぁ…😱



おまけに出荷時に絶食でもさせていたのか?
それとも管理が十分なかったのか体の皮は弛み、頭デッカチで腰回りの骨(腸骨)も浮いたように見える。
でもぉ、この子って発色がイイんですよね…
ならば!
ここは己が器量をフル発揮してフトアゴの体づくりでもをしてみますか。💪🏻
まぁ…
フェスとかイベントで扱われている生体は特別価格の設定で一般の小売店より安いんだけど、同時にトリメが十分でなかったりして己が持つ飼育技術でカバーしなればならない部分が多々あるんですよね。
だから…
それを補うように自身の器量が試される。
でもね…
年が明ける頃までには【アンタは誰ぇ?】みたいな感じでプリプリの丸々に仕上げてあげから待ってなさい。

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