ロサンゼルスでのある一日。
朝、かーちゃんと子供たちをかーちゃんの友達の家に連れて行って、じゃー夕方になったらまた迎えに来るからそれまでゴユックリと、と言い残す。
今日はこれから一人で何処に行くの?と聞くので。
クルマのオイルチェンジだよ。
一日中?
そうだよ!何か?
というような、わかったようなわからないような行動計画を告げて、じゃあ後で電話するからね...。
では、行って来ます。
行き先はロサンゼルスの北に位地するVAN NUYSにあるTLCである。
どうせクルマのボンネットを他人が開けるならランドクルーザーの老舗TLCでオイルチェンジとクルマのチェックをやってもらおうと前日に計画したのである。
再びやってきたTLC
Handmade in Los Angeles
今回は見学というよりは、お客様として訪問したのだが、庭に転がっているランクルを見るとどうしても血が騒ぎ出す、近くで観て見たいという衝動に駆られ...やはり(笑)その衝動に負ける。...予期した通りだな。
お客様らしくない?
お客様をやめよっと!
...
欲望に従って一台一台眺めて廻る。まずは外の駐車場から...
中には見慣れた車体もありますが(笑)、ランドクルーザーが好きな人はここにデッキチェアを置いてずーっと眺めたいと思ってしまいます。ここに並んでいる車体のほとんどは作業待ち車です。
ランドクルーザーという車は新しいとか、古いとかで量りにかけるクルマではない。つまり新しい=金額的価値が高い、古い=金額的価値なし、くず鉄、的な価値観は全く関係ない、しかし平等的でもない、それは個性を認めて理解し使用する車であると感じている。
ここTLCにおいては古い=安いなどという価値観は全くない。
この価値観が今後ランドクルーザーという車の価値観(常識)になると観ている。
サービスセクションを訪れて...
J. メイヤー氏(サービス)とお話しをさせて頂きました。
旅行の途中なんだけど...オイルチェンジできますか?
(セコイ依頼かな~と思いつつ)
もちろん出来るとも、...がしかし、ほら見てくれここには4つのリフトがあるんだけど今は何処も一杯なんだ、しばらく待っていただく事になるけどそれでもいいかい?
いや、やっぱオイルチェンジはいいや... また今度で。(笑)
(オイルチェンジなど、もともとどうでもいいのだ、はははは)
... ところでビジネスはどうですか?
GOOD! 確実に伸びているよ。
OH! それを聞いて嬉しい、それを聞きにここに来たんですよ。(笑)
...
車が売れない時代だといわれている、売れない理由は沢山ある。でもなぜTLCは活気があるのだろうか?と思った。修理、プロジェクトは順番待ち、黒いTシャツを着た従業員は忙しそうに動いている。ここで販売する新車のアイコンはオーダーメードで約一千万円から~、そんな車が売れている。不況の時代、ガソリン高騰の時世ならばランドクルーザーから離れる人が増えてもいいのではないか?とも考えられるが、事実はそうではなさそうだ...もう少しINSIGHT(洞察)が必要だな...結論は急がなくてもいいだろう。
...
もう少し...見学させて頂いていいかな?
もちろんだとも。
Thank you,
- 続 -