既に手にした車があって、それを使ってオーバーランドの旅に出掛ける。或いはオーバーランドの旅行計画を立ててそれに相応しい車を探す。それぞれ車との出会は異なるが良き思い出を共有する一台の車(道具)はどの様に捕らえるのであろうか?
実はオーバーランドに使用する車の選択は非常に重要である。と多くの経験者が口を揃える様に言っている。
アメリカの4wr's Bible のチャプター3(3章)は4x4 Ratings(4x4の評価)について書かれている。そこでは各ブランドの四駆を数値を示しての評価であるが、同時に大切な事がさらっと書かれていたりする。
こんな内容です。
ランドローバーのディフェンダーはアメリカでは1994-1997の間のみ販売された。
このディフェンダーのアメリカンバージョンは当時アメリカではオフロードのベストパフォーマンスを保持する車両であったと思う。但し値段もジープラングラーの中古車が2台は買える程に高価だ。
よく考えて見てくれたまえ、?
一つの例、或いは考え方として捕らえて欲しいが、もしもオフロードを走る為に中古のラングラーを手に入れて足回りを強化し、モディフィケーションを整えるならばその為の部品や労賃には結構金が掛かる。結果最初からパフォーマンスの良い車両を選んでおけば良かった。そちらの方が安く、時間も節約出来たという事になる。そういった意味で車両選びは大切な事なのです。
(今はラングラーにはルビコンやモアブも存在している、ロックを走るなら始めから考慮しておいた方が好いという事である)
そしてマッケニー氏はこう語っている。
車のモディフィケーションに捕らわれてはいけない。オフロード車の見た目(アクセサリー)に捕らわれてしまうのは初心者だよ。
よく考えて見てくれたまえ、?
四駆にモディフィケーションを施すでしょ、車高を上げてマッドタイヤを履き、前後バンパーなど各種のアウトフィッターやアクセサリーを装置するといかにもオフロードを走れそうに見える。一般的にオフロード仕様車というのはこういう仕様を指しているが...、
実は逆なんだよ!/
車は以前よりも重くなっているよね、その分機敏性や燃費は悪くなる。その車が本来持っている走行性能だって充分に発揮する事は出来ないんだよ、分かるだろ、重いからね。その重さを克服する為にエンジンのチューンナップ(改造、載せ替え)が必要になったりしてね。お金を掛けて不便を手に入れているようなものだよ。もしも車の不必要なアクセサリーにお金を掛ける余裕があるならばその分良いベース車両の選択にお金を掛けるべきだな。
どの様な車を選ぶかという事は最初の大切な要素なのです。
まずは車の選択、
そして仕様目的に合ったアクセサリーの選択。
間違っても、
アクセサリーの選択、
そしてそれに合った車を選ぶは、失敗を招く。
...心のときめく、いい車に巡り会いたい。