2013年6月、クラッシック ランドローバー マガジン 創刊!
祝!英国においてクラッシックランドローバーのみを採り上げた雑誌が創刊となった。(クラッシックレンジローバーではない!)クラッシックランドローバーと呼ぶモデルのはっきりした定義は定かではないが、ランドローバーのシリーズ1-3(1948-1985)が対象となっている様子。
Buying, Driving and Restoring
早速、First Issue (創刊号)を入手して目を通してみた。
クラッシックランドローバーにはイギリス人の国民性(個性)が表れている。それはただ古い物を大切に使うという価値観だけではない。共に生きる事、修理は勿論、手を加え世話をやく、そこに人と車との接点を見出してそれを楽しみとしている。大金を払って現行の新車を手に入れても絶対に味わう事の出来ない価値感が本来ランドローバーには存在している。
英国人は自分たちが形容できないだけで意外とワビ、サビの感覚を持ち合わせているのかも知れない。かれらはガーデニングの延長だと思っているのかな?
なぜ、クラッシックランドローバーかって?
なぜ、今?
...
編集長のジョンキャロル氏 (John Carroll)
彼は1980年から今日まで全てのRLのモデルと関わってきた人物である。
クラッシックランドローバー誌の発行は、僕が思うに...、
1980年台までのランドローバーに対する価値の理解は相対的ではなかった。
それから30年後2013年の今、高性能SUVが世に出てきて、
今は古い四輪駆動車と新しい四輪駆動車を比べる事が出来る(相対的)時代になった。
そこで、それらを比べて見ると、
同じRLブランドの四輪駆動車でも全く異なる存在である事がはっきりとした!
それならばこれからは、分かりやすく分けようじゃないかぃ。
全然価値観の異なる存在として捉えていこう、
...という動きが、具体的にはじまっちゃったという事です。
雑誌のタイトルはクラッシックランドローバーなんだけど、
僕らはこいつらを、
オリジナル、ランドローバーと呼ぶよ!
ORIGINAL
...ここに全てが含まれるシンプルな表現、本物という意味だ。
裏の意味、今生産しているRLはLand Rover じゃない!認めない!勝手にやっとれぃ!
という事か?
そして昨日はもう一つランドローバーのニュースがあった。
2015年?の市場へ投入予定であった次期ディフェンダー計画が延期になった。
あくまで延期ではあるが、何処かでブレーキが掛かった様子だ。
クラッシックレンジローバーが浮揚する現象はその実用性や信頼性ではないと思う、性能がどうのこうのでもない、しかし英国の国民からとても愛されている車である事は間違いない。なぜか?とは思うが専門雑誌が発行される程にクラッックランドローバー愛好者が沢山存在し、これからも増える可能性がある。
...また、更に深い意味も考えられる?
注意!100%妄想だが、
僕達英国人はね、自動車の技術競争姿勢から、一抜けた。
性能なんかより楽しさだよね、やっぱり!
...悔しかったら真似してみろヤ!
これは世界的自動車技術競争中の英国の戦略かも?(笑)
いずれにしろ、
クラッシックランドローバーマガジンの創刊は時代の自然な流れだと感じている。