ある北アフリカを旅した英国人から太郎君の事を教えてもらった。彼から教えてもらったのは彼がアフリカで旅に使用したフォルクスワーゲンのトラックの名前が TARO であったという事だけであったが、それを機会にユーラシアの西域に住む人々の中にある四輪駆動車という存在に重なる原点をほじくってみた。
太郎君?
そう、タロウです。
フォルクスワーゲン・タロ(Volkswagen Taro)は、1989年に、フォルクスワーゲンとトヨタ自動車との提携によって誕生した車種。「Taro」は日本人男性の名前『太郎』から来ている。
トヨタのピックアップトラック、トヨタ・ハイラックスの2輪駆動仕様(1994年秋に4輪駆動も追加)のフォルクスワーゲン版で、2400ccのディーゼルエンジンを搭載していたが、「VW」のバッジ以外に外観上の差はほとんどなかった。販売は低調で1996年に消滅した。しかし2003年頃も、フォルクスワーゲンのドイツサイトにて掲載されていた。
トヨタハイラックスがヨーロッパではVWの傘下でTAROの名前で呼ばれていた。
実は(この存在)全く知らなかった。(無知)
ところで、
現行のフォルクスワーゲンの四駆といえば トゥアレグ(Touareg) だが、
太郎とは違って、この名称の意味を知る日本人はいない。
一般的にはアフリカのトゥアレレル族に名前の由来がある事はVWに関心のある人々は知っている。
ではトゥアレグ族とは何?
トゥアレグ (Tuareg) またはトゥアレグ族は、ベルベル人系の遊牧民。アフリカ大陸サハラ砂漠西部(アザワド)が活動の範囲である。中世にはサハラ交易を支えた。しばしば隊商を襲撃したことから好戦的民族として恐れられた。
...実は、ウィキの説明を読んだだけでは解らない。
実はVWがトゥアレグという名を付けたのはこいつが頭の中にあったからだ。
駱駝(らくだ)
...乗り心地は駱駝ない!みたい(汗)
駱駝 ー> 駱駝騎兵 ー> トゥアレグ族
ー> サハラ砂漠の支配者
を意味している。
すなわちVWトゥアレグは サハラの支配者 という意味である。
英国人、ヨーロッパ人が四駆を考える、意識するその根底には多くの場合駱駝の存在がある。
また、過酷なサハラ砂漠が強い四駆のイメージに重なるのである。
しかし、日本人(おそらくアメリカ人も)四駆を考える時に駱駝もサハラも意識しない。
アメリカ人はルビコン、モアブ、バハだ。
日本人は砂漠を特に意識している訳ではない...、
駱駝なんて頭の隅にも無い。
しかし、世界の砂漠の住人は、
強靭な駱駝の性質と、
過酷な砂漠の環境と、
信頼のランドクルーザーを、
合わせてくれている。
えっ!ランドクルーザーの様な男でいたいって!
別に日本人がそうしたい!と強く思っていた(頼んだ)訳ではなさそうだ。
...そういう事を、太郎君(日本人)は知らないのだけれども、
ヨーロッパの人たちは常に強く意識しているという事実がある。
...そこが太郎君の魅力なのだろうと感じている。