雨に濡れたロクマルのボディはクリア塗装を厚く重ねた様に美しく光る。車のボディと言うのは時間と状況によって車を愛する者達を楽しませてくれる。車に最初に触れるのは見る(観る)という機会の刺激からである。
閑静な住宅街に停められた一台のランドクルーザー、色はスカイブルー。
新緑の深い緑が車体のディテール(詳細な箇所)を濁す?
...
使い続ける古いランドクルーザーの宿命は、
錆とのお付き合いです。
毎年この季節(夏前)にはランクルのボディ下の錆を削って錆変換処理をする。
今年の錆取りは錆だけではなく、
ボディパーツの破片が沢山収穫された。(汗)
浮いた錆を削っていたら...
過去に前オーナーが何処かのボディショップで修復したであろう箇所の鉄板が、
ごそっと、取れちゃいました。
だって、これ
接着剤でくっ付けてあるだけじゃーねぇか!
意外な発見であった!
エジプトの砂漠で新たな王紀の墓を掘り出した様な感覚か?
ビビルというよりも笑いの世界、かもしれない。
板金技術の発展と言うのも深い、
数年後に発見する楽しみを提供してくれている。
そのまま錆処理、錆防止用のボートペイントを施す。
下手に穴を塞ぐよりも、
これ以上錆の繁殖を加速させない為の選択。
...という言い訳(汗)
美しさと醜さが共に共生しているランドクルーザーという個体。
錆は勿論、傷、へこみ、ヤレ、欠け、汚れ、ほつれ、簡易修正の後があちこちに存在している。
アメリカだから気にしないのだろう!ではない、
気にしているが、それも楽しんでいるよ、が正解かな。
さて、次はどの様な発見が待っているのであろうか?
...頼むから、あまり驚かすなよな(怖)