彼女の一番最初の言葉でした。
家族関係がバラバラで少しもまとまらない。
当然いつも自分の主張を通すので、ケンカばかりで幸せではない。
「お母さんが結婚する相手を間違えたし、産む時に子供たちも間違えたと思います」と話されました。
前世を覚えている人やヒプノセラピーを受けたことがある人はわかりますが…選んだのは全て自分なのです。
何回も同じ人から生まれたり、その人を産んだり。
その人に何をされても、許したり諦めたりしない限りはその人を認めさせるためにまたその人を選びます。
他には恩を返すために産まれたり、復讐をするための人もいます。
他人でも身内でも、関係なく入り込みます。
入り込んで破壊するためにいろいろなことを起こすのです。
「お母さんだけの問題ではなくて、家族全員の問題でどんな形であろうとこの集まりはできていたと思いますよ」と話しました。
「この家族がまとまるとは思わないので、せめて楽になれる方法があれば知りたいです」
人は基本、感謝がなければまとまりません。
足りない、足りないでは人に求めてばかりです。
喉が乾いていても相手に水をあげると神様に祝福され、みんなに水が行き渡る奇跡が起きるのです。
(ちなみに天国はお互いに相手に食べ物を食べさせたり、与えたり、相手を手伝っていて人のために自分がある世界と聞いています)
「残念ながら_あなたの家は大変厳しいです。
相手に愛を伝えられなくても相手のことを祈ることはできます。
祈りの方法を教えてあげましょう」と彼女に話しました。
この時、決して自分の願望で相手を操るようなやり方をしないように。
自分に全部返ってきますので。
しばらくして、ご両親がケンカにならず話し合いで離婚。
お父さんは再婚。
お母さんはお母さんの妹と同居。
彼女の理想の形になりました。
それから兄弟も結婚、転勤など次々に動きだし、彼女の周りは静かになりました。
やっと心が落ち着き始め、
「家族が静かで穏やかだとこんなに自分が楽なのですね」と連絡が来ました。
私から
「実はね、お母さんは人選を間違ってはいなかったのよ」とメールをしました。
彼女から
「そうなのですか?」と返信が来て、
「お母さんはあなたを産むことによって得られた愛があったはずだから」とメールを送ると少ししてから
「おばあちゃんから聞いた話を思いだしました。私が生まれてへその緒がついたまま母の胸の上に乗せてもらったとき、母は泣きながら、可愛い、可愛いを何回も言っていたと。愛されて生まれてきたのですね」と書いてありました。
人は感謝を忘れてしまう。
手を合わせることも忘れてしまう。
神様はいつでもあなたを見ています。
これからもすっとずっと。
神様に愛される人間でいてくださいね。