30代女性。
会社に勤めて3年。
その会社は営業力は素晴らしいのですが、
そのため仕事量がとても多く、夜8時を過ぎても終わらない。
それがずっと続く状態。
周りの人たちは
「いまさら仕事を変えられない」という状態で誰も仕事量と健康のバランスのことを上に言えない状態。
ましてこの不景気に仕事を取ってくることはすごいことなので、何も言えない。
でも、
でも、仕事量が多すぎ。
やっと終わったと思っていても、また仕事が山のように来る。
人を増やしてほしいと話してももちろん聞き入れてもらえない。
一人倒れ、
一人急に来なくなり、
一人突然親の介護を理由に退職をする・・
その繰り返し。
「次は誰?」とささやいているぐらいなので、それならみんなで声を合わせて
「人を増やしてほしい」と団結するといいのに、しない。
しんどい。
休日にも家に仕事を持って行って片づけないと終わらない。
それなのに、改善しないでずっとそのまま・・・
そして彼女と仲良しの同僚と話しをしていて、
「もう辞めよう」という結論になる。
一緒に退職をするというともめそうなので、一人ずつ、まず彼女自身が退職することに。
その一か月後に同僚が退職するという計画を実行することにした。
退職願を提出。
当然予想されたよううに周りから圧力がかかってきた。
でも同僚の女性が支えてくれたのと、次の仕事探しで気がまぎれ、なんとか一か月我慢でいていた。
そして無事退職。
新しい職場も見つかり、すぐ再就職。
同僚の女性から
「新しい職場はどう?」と聞かれ、感想を彼女に伝えていたそうです。
そして一か月後、退職する同僚の女性からの連絡が
「やっぱり辞めることを辞めるわ。大変だけれど、ここにいることにするわ。
それにあなたの新しい職場は私に合わないような気がして。ごめんね」と連絡が来ました。
え?
どいうこと?
彼女は同僚の女性が約束を破ったことに気が付きました。
そして、自分より2か月前に退職した女性とたまたまスーパーで会って、
「あの彼女(同僚の女性)と仲が良いの?」と聞かれ、
「実は」と話すと、
「辞めそうな人に近づいて、転職先を聞き出して、良ければそっちへ、という手口で自分の転職を考えている人みたいよ」と。
「え?」
「それで転職先が良くなければついて行かないし、もっと良くないのは辞めた人の名前を出してきて、前のミスはあの人の・・と上司に言っているみたい」
怖い人はどこにでもいる。
信じていた人が裏切る場合もある。、
しかし信じていた人が裏切ったと思っていたらほかの人からの策略だった場合もある。
“信じる”人を間違えてはいけない。
でも人は変わるということも忘れてはいけない。
大切なのは、自分が間違えていたとわかったら謝ること。
自分のミスを謝らないで相手が悪いと訂正しない人も多い。
人間の心の複雑さを感じる時でもあります。
「それで相談なのですが・・」と彼女。
転職したばかりの会社は前の会社よりも楽ですが、人間関係がまだつかみづらくて。
辞めた方がいいのか、
もう少し様子を見た方がいいのか?のご相談。
運勢を見て、
同時にチャネリングをして・・
「挨拶もしないような先輩もおられますね」と聞くと
「そうです。しっかり無視されます」と言われたので、
「自分の仕事だけに集中しなさい、って聞こえていますが」と話すと、
「たまたま別な部署の方に、仕事は慣れましたか?と聞かれて、お蔭様で、と答えたときに、耳元で同じことを言われました」と笑いました。
「あら、そうなんですね。そしてその声をかけて下さった方はどのような方ですか?」
「給湯室で会うぐらいですが、会うたびに優しく声をかけてくださいます。10年お勤めで前に私の部署におられたそうです」
「ありがたいですね、心をかけてもらえて」
「はい、この方がおられるので続いています」
彼女には節分まで我慢してね、と話しました。
それまで少しずつ声をかけてくれる人が増えて来られるとと思ったので。
「この会社は・・上の人が~~~で~~な、空気を出しているので・・・あなたも周りを見ているように、周りもあなたを見ているのだから、今は自分の仕事だけに集中してくださいね。それを見て周りの人があなたに少しずつ触れる方法を知ってそばに来ますから」と説明しました。
そして前の会社の同僚さんからまた来ると思うので、どのときは
「仕事がしんどくて大変」と答えるようにお話をしました。
同僚さんは仕事のストレスがたまると聞いてくると思うので(苦笑)
彼女の良いところは裏切られても深く根に持たなかったことが幸いしました。
“次”を見ていましたし、自分の人生の選択を“間違えた”という判断にしない人でした。
「変えられるものは変えたい」という気持ちの人です。
ですから、最初は大変ですが、慣れてしまうと周りが見えやすくなる。
もうちょっと、もうちょっと。
節分までもう少し。
そして春の声が聞こえてきます。
寒いけれど、周りを見ると梅の花と菜の花が咲いています。
もうちょっと、もうちょっとです