人が大好きなお客様。
接客は楽しくて頑張っていたそうです。
ある日から突然、上司から事務の仕事もしてほしいと言われてするようになったのですが、慣れない上に、気持ち的に苦手意識もあり、ミスが増えて注意される毎日。
そしてそこへ一番相性のよくない上司が移動してきて益々気持ちが落ち込む彼女。
最近は胃腸の調子も良くなく、食欲も落ちてきて、今度は蕁麻疹も出てきて、仕事を辞めたいと強く思う様になったそうです。
「接客だけしたいのです。今の仕事を辞めたいですが…でも次の仕事が困ります」。
苦手な仕事をさせられているのが基本的に問題です。
約束が違うのですからね。
でも転職となると今のこのコロナ渦、なかなか難しい。
接客の仕事も少ないですし
仕事が無い、難しい…
心も体も大変になってきているので、とりあえず休職願いを出して、様子を見てからと言うことにして…
その間に彼女は自分の何が大切なのかが気が付き、仕事を辞める決心ができました。
その後、接客のアルバイトから心のリハビリ開始。
給料は減り、貯金は減りましたが、自分の“好き”は譲れないと確信し頑張って働いていました。
するとその働きを見ていた他の会社の人から声がかかり、正社員の声をかけてくださり、採用決定。
前のお給料よりは下がったそうですが、人手不足で残業が付き、その手当てで前の給料より上がったそうです。
「あの時、思い切って休職して良かったです。自分の心に真っ直ぐになりました。好きではない仕事を頑張るよりも残業の方が楽しいです」と彼女からの連絡。
私からは
「生きてるという感じがするでしょう?」とメールをすると、
「好きは活力ですし、自分らしさは楽しくて幸せです」と返信がありました
会社ですからしたくないこともすることが多いです。
でも心身に現れるのは限界ですし、体の悲鳴を無視しているのと同じです。
勇気は必要です。
その先に必ず“自分”に会えます