それは、上野にある国立西洋美術館で開催されている展覧会
「COROT コロー:光と追憶の変奏曲」なんです。
・・・先日、レイ子さんもブログで紹介してみえましたね。・・・
数々の詩情あふれる風景画や人物画を生み出した
19世紀フランスの画家カミーユ・コロー(1796-1875)。
この展覧会は、ルーヴル美術館所蔵の《真珠の女》《モルトフォンテーヌの想い出》など
国内外からコローの名作約90点を集めた大回顧展です。
コローの影響を受けた印象派の作家やキュビストの作品もあわせて展示されています。
日仏交流150周年を記念して、ルーブル美術館の全面協力なのだそうです。
【フランス人建築家ル・コルビュジエの設計による本館前にある:ロダン作カレーの市民】
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水辺や木立に囲まれた自然の繊細で詩的情緒を湛えた風景画。
身近でありながら、幻想的な物語のようです。
イタリア、フランスの風景・・・そして、今回注目の「真珠の女」/ルーブル美術館所蔵
コローのモナリザと言われている作品は、必見です。
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東京をゲリラ豪雨が襲った日でもあり、上野駅に着いたときには
物凄い雷雨でした。
駅の周りの道路は、川のようになっていました。
仕方なく、コーヒーを飲みながら時間をつぶし
待っていると漸く小降りになりました。
その豪雨のお陰で、混み合っている筈の美術館は、人影も少なく
ゆっくりと一枚ずつ観賞することが出来ました。
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↑これがそのコローのモナリザといわれる『真珠の女』です。
『モナ・リザ』といえば、イタリアの美術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油絵。
実は、今から34年前1の974年に東京・上野の東京国立博物館で公開された
モナリザを見に来ています。
その時は、もうたくさんの人人人・・・
当時、中学生だった私は何よりそれに驚いたような気がします。
あまり近くで見ることも出来ませんでした。
僅かに微笑んだ謎めいた女性が描かれている歴史上最も有名な肖像画ですね。
そして、このモナリザも皆さんご存知のようにルーブル美術館に展示されているのです。
時を経て、ルーブルの二人のモナリザに漸く廻り合うことが出来たのでした。
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