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古の時をめぐって~奈良井宿より~

2011-08-21 | 小さな旅の思い出
【街道のカフェ】

夏休みの最後の日、午前中をプールとスパそして温泉で過ごし
その後、
今放送されている、NHK朝の連続テレビドラマ「おひさま」のロケ地にもなった
奈良井宿へドライブに行ってきました。

ロケの様子は、こちら↓のサイトの~
「おひさま」ガイド (10分)情報満載!
みどころ、登場人物などをじっくり紹介。
~でごらんいただけます。
おひさまムービー

NHK朝の連続テレビドラマ「おひさま」HPは→ こちら


中山道十一宿のうち北から2番目、標高940mの
高所にある奈良井はこの日の気温が26度。
とても涼しく感じました。



長野県安曇野が舞台のドラマのロケがどうしてこの奈良井宿で行われたかと言うと
江戸時代からの町並みがそっくりそのまま残しているからなんです。
ドラマの時代背景は昭和の始め。

景観美化のために無くした電柱を立てたり
アスファルトの道路には、土を敷き詰めたりと
かなり大掛かりな撮影が行われたようです。



【まるで衝立のように立ちはだかる鳥居峠】

奈良井宿は、中山道最大の難所といわれた鳥居峠をひかえ
峠越しにそなえて宿をとる旅人が多く「奈良井千軒」と
よばれるほどの賑わいをみせたていたのだそうです。


奈良井の町屋の特徴はこの鎧庇(よろいひさし)と
猿頭(さるがしら)です。

そして、二階が少し飛び出した「出梁づくり」
その両側を押さえる「袖うだつ」「板屋根」「板壁」
京都の町家づくりの影響を受けた京風の「格子」。
板を重ねて波型にそらせた鎧庇は奈良井宿だけのものです。

この鎧庇は盗賊よけのために
人が乗ると落ちるようになっていてます。

この独特な庇が連なる町並みが奈良井なのです。




【中村家住宅】
櫛(くし)職人の住まいだった中村家住宅は
天保年間の建築と伝えられ、奈良井宿の中
でも、最も当時の姿を留めています。
内部は見学することが出来、豪商として栄えた
暮らしぶりを伺うことが出来ます。

「おひさま」では、主人公の耀子が学校帰りに
寄る飴屋になっていました。

残念ながら内部は撮影禁止~!

町並みの中で陽子たちが出征兵士を送った石造りの家。
一軒だけ様相を異なるこの建物は
お医者様の家だったそうです。


   

小塚家住宅は、明治13年の明治天皇巡幸の際に行在所を務めた家。
他の町家とは異なった造りとなっています。
本来の座敷とは別に、天皇陛下が休まれた上段の間があり
袖うだつの下にも飾り彫りが施してあります。
現在は「上問屋資料館」として公開
されています。

   

             
【造り酒屋】        【湯筒の製造販売の店】



 

床屋も薬局も、食料品店も皆昔ながらの造りの建物です。

江戸時代から変わらぬ町並みの中に、生き生きとした
穏やかで豊かな人々の暮らしがありました。

ちょうどお盆の時期、どの家からも賑やかな話し声が聞こえていました。



 ちょっと変わった黒ゴマだれの五平餅と
陽子たちのように、ラムネで乾杯~♪でした。

最後までお付き合いくださってありがとうございました。