昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

400年前の新築住宅

2014-08-27 | 小さな旅の思い出


先日、夫と共に名古屋に住む長男のところに出掛けたついでに


チケット

名古屋城に立ち寄りました。

昨年から一部公開されている復元中の本丸御殿を見に行ったのです。

仕事柄、そろそろ見ておかなくてはと思っていたのです。

かつて名古屋城の本丸には、天守閣の南側に本丸御殿がありました。

この本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作と言われ国宝に指定されていた建物で

現在、国宝になっている京都二条城の二の丸御殿と並ぶ

武家風書院造の双璧と言われていたそうです。

昭和20年の空襲で焼失してしまいました。


クリックすると↑拡大します



表二之門をくぐるとすぐに見えてくる玄関です。

現在、公開されているのは↓の黄色の部分です。


クリックすると↑拡大します

一歩足を踏み入れると、真新しいヒノキの香りあたりに漂っていました。

400年前、この新しい住まいに足を踏み入れた

徳川家康はどんな言葉を発したのでしょう。



その昔。狩野派の絵師たちが全精力を注いで描いた障壁画。

その美と色彩感覚を現代によみがえらせるため

1992年(平成4年)より、本格的な復元模写が進められました。

忠実に復元するためには、当時の絵師が使っていた 素材や技法を用いなければならず

そのため顕微鏡やコンピュータ、史料などで研究・分析。

ミクロ単位の観察をもとに緻密な作業が行われ

江戸時代の絵師たちの感性とダイナミズムの再生に 挑み続けているのだそうです。



まさに豪華絢爛

ため息が出るような美しさです。

ライティングの技によって美しさが一層引き立っているように思います。

富と権力の象徴であり、この豪華さに圧倒され

家康の力の大きさを改めて感じさせられたことでしょう。


表書院




天守閣から名古屋駅方面を望む

雨が降ったりやんだりのあいにくのお天気で

遠くの景色もぼんやりと霞んでいました。

建設中の様子はこちらでどうぞ♪



その湿気のせいでしょうか・。

庭園にはこんなものが生えていました。


キノコ

ソフトボールくらいの白い真ん丸なキノコ

「オニフスベ」(かな?)

怪しい姿をしていますが、食べられるとのことです。

しかしながら、ちょっと食べる勇気はありあせん。

昔の人は食べたのでしょうか。

お毒見役とてこの姿には尻込みしたと思われますが・・・^^;




本丸御殿復元




最新の画像もっと見る

14 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Neko★)
2014-08-28 09:55:34
復元中の名古屋城!

弟が名古屋にいますけど、知りませんでした
400年前の新築・・・って面白い表現ですね

日本人の復元技術は、妥協がないから素晴らしいでしょうね~
ぜひ、見てみたいです
返信する
行きたいです^^ (Rancho)
2014-08-28 14:14:44
pinkyさん、こんにちは

ご長男さんと出会え、良かったですね!
pinkyさんには何かいっぱい、良い事があったのでしょうねと、わたくしまで喜んでいます

ご主人と名古屋城に行かれたのですね
尾張名古屋は城でもつ
どんどん☆
   素敵な所に行かれましたね。

名古屋城には一度きり、行った事があります。
入ってすぐの内部の石組みや石に付けられた印にも感動しました。

pinkyさんは何度も訪れられていて、かって知ったる!デスね☆
知らない名古屋城がいっぱいです☆
ご紹介、ありがとうございます☆

コンピューターやX線を使っての復元は素晴らしいですね。
高い技術に圧巻です。

余談ですが、ルーブルなどでも復元には和紙が使われる場合があるそうですね。
日本って、素敵☆

豪華絢爛で、なおかつ和む名古屋城
石組みがしっかりしていて、カーブが美しくって好きです。
返信する
お城 (はなこころ)
2014-08-28 16:55:06
作った人って
ほんと
すごいですよね~!!!

今も
宮大工のご子孫が残っておられるのは
はら
竹中半兵衛さんのご子孫だそうです。
>戦国時代に、お城を作って、現代も土建業は、竹中工務店です。

ほんと
すごい。

・・はなこころ
返信する
こんばんは (小父さん)
2014-08-28 22:21:20
う~ん!!!
なぜこの記事を22日(金)くらいまでに載せてくれなかったんですか~。

ははは、私も26日(火)に駈け足で城を観てきたところです。
いやー、魅了されましたよ。
戦のための砦をかくも優美に作り上げるものかと感心致しました。
姫路城一点張りではいけませんね~。

私も建設会社勤めでしたが、pinkyさんはさすがに着眼点が違いますね~。
国宝足りうるものこそ、日本の文化文明そのものですね。
最近ブログでイタリアの砦ばかり見ていたので何か目が開かされた気がします。

確か、ハイジさんのブログで熊本城の何の間かにも豪華な意匠が凝らされていた記事を読みましたが、加藤清正は石曳きばかりではなく贅の極みも心得ていたのでしょうか!?

BS歴史館だったか?で清正公がたくさんの城作りに関わったテレビも観たことがあります。
本丸御殿を見落としたのは残念ですね。
またの機会に行かなくては!

リンク先ではpinkyさんの鬼嫁?(笑)の写真が出ていましたけど

>つけていてもいなくてもあまり変わらないとの声もあり~~

とは真っ赤なうそだと信じております(笑)
返信する
すんばらすい! (ローズ)
2014-08-28 23:15:54
こんばんは、
絢爛豪華、見応え充分ですね!
行った事ないんですよね、
1度は行かなきゃねぇ!


返信する
本丸御殿 (Neko★さんへ・・・pinky)
2014-08-29 00:08:27
すべて完成するのは2018年だそうです。
その間は建築中の様子も見せてくれます。
ヘルメットを被って周るんです。
現場監督になった気分で見学できますよ~^^

もう完璧な出来栄えにため息です。
これからがまた楽しみです。
是非、弟さんご家族とお出かけくださいませ。
返信する
名古屋城 (Ranchoさんへ・・・pinky)
2014-08-29 00:22:19
Ranchoさん、こんばんは♪

時折降る雨のなか、頼まれたものをあれこれ届けてまいりました。
お城から歩いていけるところに住んでおりますので
何か用を見つけては、ついでに観光を目論んでおります。

夫は何と初名古屋城だったんですよ~!
こんな世紀の大工事を目にすることができるチャンスはそうそうないですものね。

Ranchoさんもいらしたことがおありなんですね。
石垣の石に付けられた暗号のような印も楽しいですね。
それぞれが私はここの石を積みましたの印だったそうですね。
重機の無い時代、さぞかし大変な工事だったと想像します。

和紙も大活躍しているんですね。
和風総本家で筆も活躍しているところを見ました。
日本の技が世界を魅了しているんですよね。
誇りを持たねば!
(・・・って、私は何もできませんが

今は鉄筋コンクリート造の名古屋城ですが
いつの日にか元の姿に復元するとの話もあります。
財政的には大変なのでしょうが、そんな日が来るのを
楽しみに待ちたいと思います。
返信する
はなころさん、pinkyさんへ (小父さん)
2014-08-29 13:10:22
私も竹中工務店のライバル会社に勤めていましたが、
竹中半兵衛の子孫ではないと思いますよ。
         ↓
yahoo!知恵袋http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1216559197

ただ別のネットでは「竹中藤兵衛正高が竹中工務店の創始者です。かの大軍師竹中半兵衛の身内であり、本能寺から脱出した家臣のひとりと聞いたことがあります」とも出ていました。
竹中の会社のHPにはそのような記述はないですね。

ちなみに竹中工務店はその代表者がすべて直系であり、現在までその武士道精神および棟梁魂(トウリョウスピリッツ)を受け継いでいるという会社です。

初代 藤兵衛  寛永18年歿   
二代 藤八郎  延宝1年歿     
三代 藤九郎  宝永7年歿
四代 藤兵衛 享保10年歿    
五代 藤兵衛 明和7年歿      
六代 藤八郎 天明5年歿
七代 藤兵衛 寛政6年歿     
八代 藤兵衛 享和2年歿      
九代 藤右衛門 弘化3年歿
十代 藤右衛門 嘉永5年歿   
十一代 藤右衛門 明治41年歿   
十二代 藤五郎 明治32年歿
十三代 藤五郎 昭和41年歿  
十四代 藤右衛門 昭和40年歿   
十五代 錬一 平成8年歿
十六代 宏平 昭和52年歿    
十七代 統一 

と出ていました。
返信する
名古屋城築城 (はなこころさんへ・・・pinky)
2014-08-29 23:42:45
関ヶ原の合戦後に作られたお城で、西国(秀吉側)の大名たちを
使って造られたお城です。
総勢数百万人の人工が関ったといわれています。
名古屋城を造ったのは加藤清正と云われていますが
他にも大勢の大名が名を連ねています。
毛利、細川、鍋島などの大名の中の一人に竹中半兵衛の子孫も入っていたのだそうです。
大勢の大名がそれぞれの担当の部分を任されたようです。

しかしながら、↑の小父さんも書かれているように、竹中工務店の創始者は
同じ織田信長の家臣であった別の竹中さんだそうです。
今でこそ大阪に本社を置いていますが、元は名古屋に本社がありました。
今回の本丸御殿の入札にも参加されたようですが
落札したのは間組(現・安藤ハザマ)他のJVでした。

返信する
失礼いたしました (pinky)
2014-08-29 23:58:12
小父さんの記事も拝見させていただきました。
戦火で焼かれた名古屋城が鉄筋コンクリートはいえ
寄付金だけで十数年後に再建されたのは驚くべきことですよね。
元の姿に出来るだけ近いものをと苦心されたようです。
焼失してしまったことが悔やまれます。
姫路城も空襲に遭ったのに不発弾だったために焼失を免れたのでしたよね。
姫路城も一度だけ訪ねたことがありますが、優美な姿にうっとりといたしました。

加藤清正の造った熊本城もまた魅力のあるお城ですね。
加藤清正は松本城にの建設にもかかわっているそうです。
なんでも松本城主とは江戸屋敷がご近所で大変親しい間柄だったとか。
城主仲間での城は確たるべきなどと、意見を交わしていたのでしょうか。
タイムマシンでもあれば、その様子をこっそりのぞいてみたいところでもあります。

本丸御殿の完成は2018年です。
それまでに是非お立ち寄りくださいませ。
ご案内いたします。

え?
般若は女性が嫉妬に狂った顔とも聞いていますから
まんざら嘘でもないかもです~(笑)
返信する
是非! (ローズさんへ・・・pinky)
2014-08-30 00:03:43
こんばんは~♪

そうなんです!
こんな豪華な住まいに足を踏み入れるチャンスは無いです。
旦那様もお仕事柄きっと興味がおありと思います。
殿様気分を満喫しに来てくださいませ^^)/^
返信する
竹中藤兵衛正高 (小父さんへ・・・pinky)
2014-08-30 00:15:57
わざわざ調べてくださってありがとうございます。

名古屋城築城にははっきりわかっていないことが多いのだそうですが
武士から宮大工となり工事に関った竹中藤兵衛正高は先見の明があったのですね。

因みに天守を任された小堀政一(小堀遠州)は現在の小堀住建の祖先にあたるそうです。
返信する
Unknown (タワラジェンヌ)
2014-08-31 17:13:42
こんにちは!
6年ほども名古屋の近くに住んでいたのに
遠目でしか名古屋城を見たことがありません。
本物そっくりに復元するには、顕微鏡やコンピューターまで使ってするんですね。
いや~素晴らしいのひとことです。
完成は2018年ですか?
完成した暁にはpinkyさんにご案内していただこうかしら?
返信する
お待ちしいたしております (タワラジェンヌさんへ・・・pinky)
2014-08-31 20:51:49
こんばんは♪

実は私も初めて天守の中に入ったのは数年前のことなんです。
姪が二の丸庭園で行われたお茶会でお点前を披露するからと
見に行ったついでのことでした。
完成まであと4年。
是非、是非いらしてくださいませ。
頼りない案内役ではありますが
お待ちいたしております!^^)/^^^
返信する