BSで放送された、実話に基づく、激しくも切ない宿命の物語映画
『あるいは裏切りという名の犬』を観ました。
2004年のフランス映画。
原題“36 Quai des Orfèvres”は、「オルフェーヴル河岸36番地」の意味で
パリ警視庁の所在地のことです。
西暦1800年に建てられたまるで宮殿のような優美な建物が
そのまま現在のパリ警視庁なのだそうです。
そして、この映画のなかにもそのまま登場します。
実際に警察官として働いた経歴を持つオリヴィエ・マルシャル監督が その当時の事件や実在の人物に基づき映画化。 その興味深いオリジナルな企画に ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデューほか フランスを代表するスターたちが賛同し出演が決定。 豪華オールスター映画として完成した本作は話題を呼び 2004年11月24日にフランスで公開されるや大ヒットを記録し クライム・アクションにも関わらず、第30回セザール賞では 8部門にノミネートの快挙となった。 緊張感溢れる息もつかせぬサスペンス。心に深く刻まれる “本物の男たち”による“本物の感動”。フランスで誕生した新たなる傑作。 -H.Pよりー |
「あるいは裏切りという名の犬」の詳細についてはこちら
「あるいは裏切りという名の犬」の基になった実際の事件についてはこちら
【ランの館のバラ】
実際にパリ警視庁において起こった事件を基にしていて
リアリティーがあるだけでなく、親友であった2人が、同じ女性を愛し
その女性と共に人生を歩くことの出来なかった男は
立身出世のためには、どんなことでもする人間となり
もう一方は、正義のために法を犯さざるを得ない立場へと
なっていきます。
得られなかったものの代わりに、人も羨むような昇進に執念を燃やす男。
正義に執念を燃やすあまり、自らも犯罪者へと陥れられてしまう男。
決して、顔立ちが美しいわけではないのだけれど
魅せられてしまう・・・・
セクシーで渋い男達の物語。
こういう映画を、燻し銀のようなと表現するでしょうか。
いかにもフランス映画らしい、捻りの効いた結末も、なんとも素晴らしい作品でした。
そしてさらに、この作品の評判を聞きそのストーリーの面白さに注目した
ハリウッドが早くもリメイク権を獲得。プロデューサーには
ロバート・デ・ニーロ、監督には『チョコレート』(01)の
マーク・フォスター、脚本には『トゥームレイダー2』(03)の
ディーン・ジョーガリスの名が挙がり、企画が進行しているらしい。
フランスの哀愁漂うこの映画が、どんなハリウッド映画になるのでしょう・・・
【我が家の水仙】
さて、映画を観終わって・・・
そろそろ寝ようと階下に下りた夫が
「お~い!眼鏡を取ってくれない?」と呼びました。
・・・嫌な予感~・・・・
先月、新しく買い替えたたばかりのコンタクトレンズ(ハード)を洗面所で落としたというのです。
眼球の大きさが普通の人より大きいとかで、特注のレンズです。
おまけに、最初に作ってもらったレンズの度が、気に入らなくて
何度も足を運んで作り直してもらったレンズなのです。
ど近眼の彼の代わりに、コンタクトレンズの捜索を主になってするのは、私です。
いつもなら、ちゃんと洗面化粧台に水を張って慎重に取り外しているのに
こういうときに限って、それをしていなかったのです。。
あ~あ・・・
1時間もの間、洗面所の床にふたりで這いつくばって探したのですが、見つかりません。
とうとう、夫は「もうこうなったら執念だ!」といって、洗面化粧台の配水管を外し
探したのですが見つかりません。
もう、諦め気分でもう1度ゴミ箱の中を捜索・・・
これで3度めです。
(こんな日に限って、ゴミがたくさん入っていました。)
丁寧に、丁寧に探していた夫が
「あった~~~!」
やれやれ・・・
ようやく2時間にわたる「真夜中の大捜索」が幕を下ろしました。
因みに、執念だといってコンタクトレンズを探している姿に
色気も渋さも全くかんじられなかったことはいうまでもありません。
最後まで、付き合ってくださってありがとう!
助かったではありませんか?(笑)
我が家は、皆目がいいので、わからないご苦労ですが
一度旦那様が出張先のホテルの洗面所で
差し歯を落としてきたことがあります(苦笑)
結婚したての頃でした。とても痛い出費でした。
今だったら「探せ~~~諦めるな~~~~!」と言ったかも(笑)
「あるいは裏切りという名の犬」持ってます
観直したくなりました
皆 1列になって探し回った事を思い出しました
よかったですね
見つかって、、、。
この映画 リメイクされるんですか
うれし~~
見てみたいです
Pinkyさん eekoさんご存知なんですか?
今ブックマークに気付きました
ここの川柳に時々参加させてもらっています
おじさんも、、、、。
わかりやすいです。
すごく
興味をひかれました。
ありがとうございます。
コンタクト!
よかったですね~!
「執念」
お見事~!
・・はなこころ
古い街、西洋の歴史なんかが雰囲気を出すんでしょうか?
>親友であった2人が、同じ女性を愛し
が、人生の分岐点でしょうか?「オルフェーヴル河岸36番地」の建物、観てみたいです。
真夜中の大捜索は大変でしたね。なんかご夫婦の必死さが伝わってきました。
配水管からゴミ箱までコンタクトレンズってミステリアスなものなんですね。本物の警察の捜査みたいです!(笑)
はい。見つかって、やれやれです。
私も、コンタクトのことはよくわかりませんが
何年かに一度、こういう騒動があります。
差し歯ですか?
ホテルだったら、ホテルに言えば洗面所の配管から取り出してくれますよ。
うちの息子が、ホテルでバイとしていたときには
大事な指輪を落としたという人がいて、取り出したって言っていました。
新婚の頃ではね~言えないでしょうね~(笑)
ところで、ジェラールド・パルデューを見ると
TDLにあったアトラクション「ビジョナリアム」を思い出しませんか?
Ba-chamaも経験ありでしたか。
そのときは、見つかったのでしょうか。
プロスポーツの試合中でも、たまにそんな光景を目にします。
警察の捜査みたいですよね。
そうそう、この映画がリメイクされるんですよ。
それも、ジョージ・クルーニーが演じるんですって!
楽しみですよね~♪
はい!eekoさん、存じておりますよ。
素敵な写真や、書や、絵画、川柳と多才な方です。
ローズさんの、お友達なんですよ。
しりとり川柳は、以前チラッと覗かせていただいたことがありま~す。
あまりの才能のなさに、すごすごと帰ってまいりましたけど~(笑)
ありがとうございます。
はなこころさんお薦めの映画もいつも楽しみにしています。
映画館が遠くて、なかなか観にいけないのが残念です。
コンタクトが見つかって、ホント!ホッとしましたよ~。
そうなんです。
フランス映画って、独特な雰囲気がありますよね。
言葉の持つ響きのせいもあるでしょうね。
この映画の中でも、若い刑事が自作の詩を朗読するなんて場面があるんです。
いかにも、フランス~なんです。
カトリーヌ・ドヌーブの存在感はすごいですね。
「NINE」を観られたばかりでしたね。
アラン・ドロン・・・ジャンポール・ベルモンド・・・
太陽がいっぱい、冒険者たち・・・
そうそう、この監督は、アラン・ドロン主演の「私刑刑事」も撮っているそうです。
パリの街は、街中すべてが美術館のようです。
それも、古いものから現代アートのような建物まで!
パリ警視庁は、シテ島のノートルダム寺院の前にあるのだそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Paris-prefecture-de-police.jpg
コンタクトレンズ、捜索事件!
とても、疲れました・・・(笑)