昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

男の執念~そして真夜中の大捜索・・・

2010-04-07 | 映画・演劇・ドラマ
【ランの館の庭にて】

BSで放送された、実話に基づく、激しくも切ない宿命の物語映画
『あるいは裏切りという名の犬』を観ました。

2004年のフランス映画。
原題“36 Quai des Orfèvres”は、「オルフェーヴル河岸36番地」の意味で
パリ警視庁の所在地のことです。
西暦1800年に建てられたまるで宮殿のような優美な建物が
そのまま現在のパリ警視庁なのだそうです。
そして、この映画のなかにもそのまま登場します。

                                          



 
 実際に警察官として働いた経歴を持つオリヴィエ・マルシャル監督が
その当時の事件や実在の人物に基づき映画化。
その興味深いオリジナルな企画に
ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデューほか
フランスを代表するスターたちが賛同し出演が決定。
豪華オールスター映画として完成した本作は話題を呼び
2004年11月24日にフランスで公開されるや大ヒットを記録し
クライム・アクションにも関わらず、第30回セザール賞では
8部門にノミネートの快挙となった。


 緊張感溢れる息もつかせぬサスペンス。心に深く刻まれる
“本物の男たち”による“本物の感動”。フランスで誕生した新たなる傑作。
      -H.Pよりー
 

「あるいは裏切りという名の犬」の詳細についてはこちら

「あるいは裏切りという名の犬」の基になった実際の事件についてはこちら


                                         



【ランの館のバラ】

実際にパリ警視庁において起こった事件を基にしていて
リアリティーがあるだけでなく、親友であった2人が、同じ女性を愛し
その女性と共に人生を歩くことの出来なかった男は
立身出世のためには、どんなことでもする人間となり
もう一方は、正義のために法を犯さざるを得ない立場へと
なっていきます。

得られなかったものの代わりに、人も羨むような昇進に執念を燃やす男。
正義に執念を燃やすあまり、自らも犯罪者へと陥れられてしまう男。

決して、顔立ちが美しいわけではないのだけれど
魅せられてしまう・・・・
セクシーで渋い男達の物語。
こういう映画を、燻し銀のようなと表現するでしょうか。
いかにもフランス映画らしい、捻りの効いた結末も、なんとも素晴らしい作品でした。


 そしてさらに、この作品の評判を聞きそのストーリーの面白さに注目した
ハリウッドが早くもリメイク権を獲得。プロデューサーには
ロバート・デ・ニーロ、監督には『チョコレート』(01)の
マーク・フォスター、脚本には『トゥームレイダー2』(03)の
ディーン・ジョーガリスの名が挙がり、企画が進行しているらしい。
フランスの哀愁漂うこの映画が、どんなハリウッド映画になるのでしょう・・・

                                         


【我が家の水仙】

さて、映画を観終わって・・・
そろそろ寝ようと階下に下りた夫が
「お~い!眼鏡を取ってくれない?」と呼びました。
・・・嫌な予感~・・・・

先月、新しく買い替えたたばかりのコンタクトレンズ(ハード)を洗面所で落としたというのです。
眼球の大きさが普通の人より大きいとかで、特注のレンズです。
おまけに、最初に作ってもらったレンズの度が、気に入らなくて
何度も足を運んで作り直してもらったレンズなのです。

ど近眼の彼の代わりに、コンタクトレンズの捜索を主になってするのは、私です。
いつもなら、ちゃんと洗面化粧台に水を張って慎重に取り外しているのに
こういうときに限って、それをしていなかったのです。。

あ~あ・・・
1時間もの間、洗面所の床にふたりで這いつくばって探したのですが、見つかりません。

とうとう、夫は「もうこうなったら執念だ!」といって、洗面化粧台の配水管を外し
探したのですが見つかりません。

もう、諦め気分でもう1度ゴミ箱の中を捜索・・・
これで3度めです。
(こんな日に限って、ゴミがたくさん入っていました。)
丁寧に、丁寧に探していた夫が

「あった~~~!」

やれやれ・・・
ようやく2時間にわたる「真夜中の大捜索」が幕を下ろしました。

因みに、執念だといってコンタクトレンズを探している姿に
色気も渋さも全くかんじられなかったことはいうまでもありません。




                                         

最後まで、付き合ってくださってありがとう!




桜 サクラ~の雛祭り・・・

2010-04-05 | 四季折々のひとりごと
【道の駅にて】

日曜の外仕事を終えてから
思いついて、いつもの温泉へ行ってきました。

花粉アレルギーのこの時期、温泉のお湯をパッティングすると
お肌がしっとりして、痒みが消えます!


                                          

この地方では、3月3日はまだ寒く多くの家では
桜と桃が一緒に咲く旧暦の4月3日に雛祭りを祝います。

我が家は、一日遅れの日曜日に、スモークサーモンと菜の花を載せた
ちらし寿司を作ってお供えしました。
  (うっかり写真を撮り忘れました!!)



【私の子どもの頃の雛人形です。】

雛壇を出すのは大変なので、今年も飾り棚の上にお出ましです。

                                         

途中で立ち寄った「道の駅」にも土雛が飾ってありました。

土雛は、陶器所である愛知や岐阜で100年ほど前に作られていた
土を練って作られた素朴な人形です。
高価な雛人形の買うことの出来なかった庶民のための雛人形だったそうです。
行商で売り歩かれ、ひとつまたふたつと買い足していったのだそうです。

 

ほのぼのとしたかわいらしさがあります。
その中には、かなり個性的な顔立ちの人形も・・・

      

これは、天狗?           政治家の誰かに似ていませんか?

                                         

 
【車窓からのお花見です!】

温泉までの片道40分ほどのドライブで、お花見を楽しみました。

                                         



 『桜といえば桜餅!』
 
 



              

桜が咲いたと聞けば、やっぱり食べたくなる桜餅~♪

道明寺粉を使って作ります。
今日は、ちょっとお洒落して
小さな籠に入れてみました。

道明寺粉とは、大阪の藤井寺市にある尼寺道明寺の尼僧が
乾燥したもち米(糒・ほしい)を挽き粉状にしたのが始まりといわれています。
道明寺桜餅の起源については定かではありませんが
元々は、餡を色のついていない道明寺粉
で包み、椿の葉を載せた椿餅だったとか。

この、道明寺には桜門という門があるそうですが
桜餅と何か関係があるのでしょうか。

関西は、この道明寺粉で作った道明寺桜餅。
関東は、小麦粉で作ったクレープのような生地で餡を巻いた長命寺桜餅。

江戸時代半ば、隅田川沿いの長命寺の門番が桜の落ち葉の利用法として
考え出したといわれているそうです。



                                         



最後まで、付き合ってくださってありがとう!




百花繚ラン~美人たちに囲まれて・・・

2010-04-03 | 小さな旅の思い出
【ウエディング・プロムナード】

先週の土曜日、名古屋に出かけたついでに「ランの館」に行ってきました。

「美人」という花言葉を持つランたちに癒されてきました。



                                          


【ランの館】

 「ランの館」の詳細についてはこちら

 
 JR名古屋駅から地下鉄で矢場町まで約15分
矢場町から歩いて3分という便利な場所にあります。


そのうえ、今回は、入場料大人700円に
500円の商品券付き!!
行かない手はありません。

 


                                         


【ウエディングプロムナード】
入り口に入ってすぐにあるアトリウムには、美人の名に相応しい
近寄り難い高貴な花、高嶺の花が溢れんばかりに咲き誇っています。

ランの花弁はリップ(唇)とも呼ばれます。
魅惑的な唇でいっぱいのアトリウムでもあります。

                                         


【アトリウムの真ん中には、大きな胡蝶蘭の鉢が・・・】

世界に700属以上15000種、日本に75属230種があり
花の種類としては、最も多くのものがあるのがこのランなのだそうです。

700属もある中でも、よく目にする名前といえば
カトレヤ Cattleya、シンビジューム Cymbidium、デンドロビューム Dendrobium
パフィオペディラム Paphiopedilum、ファレノプシス Phalaenopsis です。


◆カトレアは、英名「Cattleya」といい、カトレアを発見した
イギリス人植物愛好家・「William Cattley(ウィリアム・カトレー)」の名から付けられた名前だそうです。
「洋ランの女王」とも呼ばれ、お祝いの席での胸元を飾るコサージュにすることも多い花です。

◆シンビジューム 「Cymbidium」 は、ギリシャ語の「ボート」を意味する kumbe から
変化したラテン語の cymba と
idium 「生物用語の指」からなっています。
「指ほどの大きさの船 」ということでしょうか。

◆デンドロビューム Dendrobium は dendoro はギリシャ語で「樹」を意味し
bium は bios 「生活」のことだそうです。
確かに、デンドロビュームは、茎が木のように真っ直ぐ伸びています。
「木のように生きている」という意味でしょうか。

◆面白いのは、下側の花弁が袋状になってるパフィオペディラム 。
Paphiopedilum は Paphio が ギリシャ語の paphia 「パポス(paphos)の」
あるいは「女神アプロディーテー(ヴィーナス)の」からきており
pedilum は pedilon に由来し「スリッパ」または、「サンダル」を意味します。
「女神のサンダル」・・・女神が、袋状になった花弁に美しい足を
入れているのを想像してしまいます。

◆ファレノプシス Phalaenopsis はギリシャ語の phalaina 「蛾」と
opsis は「・・・に類似の有機体」の意味です。
花の形が熱帯の蛾に似ているところから付けられました。
「蛾に似ている花?」やはり、胡蝶蘭に代表されるように
「蝶に似た花」といったほうが、相応しいですね。

                                         



                                         


【ロマンス・バレンタイン】
  
 都心にありながら

花々に溢れる癒しの空間

静かな時間(とき)が流れる中

季節ごとに美を競い合う

華麗なランの花たち・・・
 



                                         


【ラッキー グロリア(福の神)】

                                         


【「Grammatophyllum elegance 'Tiger'」 グラマトフィルム エレガンス 'タイガー'】
      ※クイーン・オブ・オーキッド賞とは、最優秀賞のことです。

そういえば、今年は寅年・・・

                                         


【バンダ】

                                         


【ハート仕立てのランたち】

暗くなると、キャンドルに火が灯され
ロマンディックなデートスポットに変身します。

この次に来るときは、誰かと一緒に・・・

                                         

最後まで、付き合ってくださってありがとう!




“サプライズ”な出来事!?・・・

2010-04-01 | 四季折々のひとりごと
【庭の 雪柳/ユキヤナギ】

 1月は行く・・・2月は逃げる・・・
3月は去る・・・4月は知る・・・

なんと、今日から4月です!
「光陰 矢の如し」と申しますが、最近は「光陰 弾丸の如し」であります。


                                          


【畑に咲いた 貝母/バイモ】
ユリ科の植物
別名;アミガサユリ
花言葉;「謙虚な心」

アールヌーボーのデザインみたいな花です。  
 桜の花が咲き始め、我町にもちらほらと観光客の方の
姿を見かけるようになりました。

先日も、駅のホームでフランス語らしき言葉を話す方たちが
梅干のおにぎりをほおばりながら、電車を待って
いらっしゃいました。

「オー!ウメボシ ダイジョウブデスカ?」
「オイシイデスカ~?」
またしても、頭の中で叫んでいました。
どうして、いつもこうなってしまうのでしょうね。(笑)


                                         

そして、駅前では高級車に乗って、流暢な日本語を話す外国の方に

「この近くで、美味しい日本料理を食べさせてくれるお店を教えてください。」
と話しかけられました。

「すぐ近くにあるので、よろしかったらご案内いたしますよ。」と歩いて車を先導しました。

そのお店の前に着き、お店の中へと促すと・・・

車から降りてきたのは・・・

ななななんと!映画俳優の ジョージ・クルーニーとマット・デイモンだったのです!

び び び 吃驚!


【庭のムスカリ】

                                         

そんなバカな!と思われた方!

エライ!!

そうです。今日はエイプリル・フールの4月1日で~す。

エイプリルフールの薀蓄については、こちらの記事で・・・

ほほほ・・・嘘つきな私でごめんなさい。

「そして、駅前では」 からは真っ赤な嘘でした。

お許し下さ~い。




 『ブリオッシュ風食パン!』
 
 



              

菓子パンを作るほど時間はないけど
ちょっと、お菓子っぽいパンが食べたかったので
いつもの食パンではなく「ブリオッシュ風の食パン」にしてみました。

ブリオッシュといえば、玉子と砂糖を多めに入れ
カップケーキのような型に入れて焼いたパンのことです。

あの、マリー・アントワネットが
「パンがなければ、お菓子(ブリオッシュ)を食べればいいわ。」
というお話で有名なものです。

ところが、このお話も最近の研究で嘘だったのではないかと言われているそうです。
詳しいお話はこちら→マリー・アントワネット「パンがなければ」

この有名なひとことが、王妃の暮らしぶりを端的に表していると言われていたのに
これが嘘だったとは、驚きです!

色々な、思惑があっての嘘なのでしょうが
歴史の中には、こんな嘘が山ほどあるのでしょうね~。




                                         

さて、そこのあなた・・・今日はどんな嘘をつくつもりですか?

最後まで、付き合ってくださってありがとう!