13000世帯もの家計相談を受けてきた「家計の見直し相談センター」の藤川太氏の著。
多くの人は、普通の生活を送りたいと思っている。
普通の生活とは、親世代の普通。
親世代の普通生活は、現代では求めてはいけない生活なのかもしれない。
きちんと教育を受け、住宅を購入しローンを完済し、老後は夫婦ある程度豊かな生活を送れるだけの資産を築くなんて。
本書では、年収800万円が危ないと言っている。
立派な家、外車、子どもは私立が当たり前という意識になるからだと。
年収400万円が800万円になっても生活が楽になったと思う人は多くない。
そういう人は1600万円になっても生活が楽になったという実感を持つことはないでしょう。
では、どうするか?
「専業主婦」、「自動車」、「家」、「教育」を捨てる。
全てではないにしろ、ひとつか2つくらいは諦める。
教育は聖域と考えられてきたが、今後は、公立回帰も広がり、優秀な子どもが公立に行くのが一般化する。
さて、本題。
名字に株式会社を付けて、家を会社にしちゃう。
お父さんはCEO、お母さんはCFO。
企業理念に当たる、家庭理念。
経営計画に当たる、ライフプランが必要。
僕が一番大切だと感じたのは、コミュニケーションを蜜にすること。
妻が節約してても、夫が何セコイことやってるんだ、なんていったらオシマイ。
早速、家族理念から話し合ってみませんか?