「受かった」
と、
甥っ子から、電話があった。
おおめでとう、おめでとう。
本当におめでとう。
わずかだが、甥っ子と母親(妹)から、進路について相談を受けていた。
親としては、普通の高校に行って欲しいと願い、
甥っ子は、専門性の高い高校を志望していた。
僕は、甥っ子の選択を応援・支持していた。
彼のこの選択は、僕の就職に重なる。
私は、大学卒業後、ラーメン屋に就職することを、親に相談した。
父は、認めてくれた。そうだ、これからは、サラリーマンが全てではない、と。
母は、悲しそうだった。大学まで出して、ラーメン屋・・・
今となっては、母親の親心は理解出来る。
甥っ子の選択は、自分の就職に重なる。
支持してくれた父親のことが、どれだけ力強かったことか。
そんな背景もあり、僕は甥っ子の選択を応援していた。
そして、合格の報告を受けた。
自分のことのように嬉しい。
大切なことは、どこの学校を卒業したかではなく、履歴をどう解釈するか?
だと考える。
肯定的にね。
僕は、ラーメン屋で働いていたことを、すごく誇りに思っているし、
「前職ラーメン屋の」という、まくら言葉がとても気に入っているし、
これが、私のセールストークであり、セールスパワーである。
将来、甥っ子が自分の選択を振り返る時が来るはずだ。
その時、肯定的な解釈が出来る人間になってもらいたい。
本当におめでとう。