「内観療法」とは、浄土真宗の「お身の上調べ」という修行法から発展した日本の「心理療法」のひとつとされる。
内観は、泊まり込みで、約1週間行われる。一畳ほどの自分の場所が与えられ、食事も持ってきてもらえる。
指導者から、たとえば、小学校6年生のときに、お母さんからしてもらったことなどを思い出すように指示される。
何時間かした後で、指導者がやってきて、どのようなことを思い出したかを尋ねるので、それを述べると、
また、続けてくださいとか言われて、そういうのが、朝から晩まで続くことになるようである。
内観者が述べたことは、指導者に聞いてもらうのであるが、そこで、深く受容されたり、解釈されたりすることもなさそうだ。
日本独自の文化における「心理療法」は、心の内をさらけ出すというよりは、どちらかというと。言語を欧米のようには駆使しないところに
特徴がありそうだ。