訪問看護ステーションを開設するとき

申請書類の準備に時間をとられます。
申請書の一字一句に対する質問があります。

　「交通費を訪問地域の範囲を超える場合に徴収するとありますが、この場合は
　　○○を越えていくらではなく、○○を越えて地点から、そう、地点を
　　入れてください」

管理職を兼務する私の訪問看護にあてる時間は、一日を１とした場合に、0.72という
計算になりました。
それに常勤の看護師と、非常勤の看護師の勤務時間を合わせて
合計が2.5人という換算になるように、勤務表を作成します。

そのほかに、平面図、土地建物の登記簿、免許証の写し、運営規定、
契約書、重要事項説明書、重要事項説明書別紙、個人情報保護関連の用紙など
さまざまな用紙を作成します。



100枚近くになります。
これを2部作って、明日また庁舎に行きます。

事務所は狭いので、面談室をデイサービスの施設と共用したいと伝えたら
それはプライバシーを保護できないのでいけないということでした。
狭い部屋に、面談室、鍵のかかる書庫、自分たちの机をおきます。
そういうレイアウトもつくり、写真も撮って添付します。



車の写真の添付はいらないようです。


先週ご家族と面接して、今日は往診に行こうと準備していましたが
間に合いませんでした。
急死したそうです。
11月から、3-4名の往診前の急死があり、後悔しています。
今回は、本当に深い後悔です。反省もあります。
先週からずっと、多くのことで反省することが多く、今回はさらに反省の渦に。

でも、「先日お話をきいてもらって、心強かったです」と言って下さいました。
私の元いた緩和ケア病棟に、この日曜日に看取ってもらいました。

あとほんの少しで、娘さんの結婚式でした。

面接のとき、きっとお父さんは言いたいことが、残しておきたい言葉がたくさんあります。
その言葉を聞く機会を、時間を作ってくださいねと伝えていましたが
それは難しかったかもしれません。

朝一番から、涙がとまらないのでした。
せめて、あのあと、翌日でも訪問すればよかったです。
患者さんに会っていれば、また違ったアドバイスができたのだと思いました。

看護の「看」の字は、手で見るということです。
いかなくては。
いろんな失敗を繰り返しているけど、次はそんなことがないよう
失敗を活かして、前に進まないといけませんね。

誰かの助けになるように。

訪問看護の立ち上げにまつわる苦労も、しないで済む苦労もあるでしょうから
伝えていかないとですね。
文章の意味も、誤解して別なものを準備してしまいそうです。