「人間は一生のうち
逢うべき人には必ず逢える
しかも一瞬早過ぎず、
一瞬遅すぎない時に」 森信三
この言葉には次のような続きがあるそうです。
「ただし内に求める心無くば、縁は生ぜず」
森信三氏は、日本の哲学者・教育者と紹介されていました。
明治生まれの方ですので、もう逝去されています。
ウィキってみたら・・・・・
「また、徳永康起遺文集にも記載されている通り、以下の文章を精力的に広めることを推奨していた。
人間の一生(読み人知らず)
職業に上下もなければ貴賤もない。世のため人のために役立つことなら、何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると二十からでも三十までには一仕事できるものである。それから十年本気でやる。
すると四十までに頭をあげるものだが、それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。しかし五十の声をきいた時には、大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。するとこのコースが一生で一番面白い。」
とのこと。
私の仕事はその中のどの地点かなーーーと考えてみました。
先日、スタッフが訪問したらすでに下顎呼吸で血圧測定ができない状態の患者さん。
そのまま数分で息が止まってしまったようです。
その患者さんの人生はどうだったのか?
足が腐ってしまったけれども、切断して、縫合せずに退院してきました。
足がないのですが、ベッドから落ちるようにして落ちて、外に這い出してしまったこともあります。
認知症だったので、コミュニケーションはほとんどとれませんでした。
でも、外にでたかったのだと思いました。
でも、経済的に困難でデイサービスへも行かれませんでした。
そんないろんな人生の方々・・・・逢うべき人だったのですね。きっと。