看護学生の頃は、ぼんやりと看護師になることを考えていました。
外科で働きたいか、内科がいいか、はたまた小児科がいいかとか
周囲でも話題になります。
ところが、いざ就職するとどんな科でもけっこうどうにでもなります。
婦人科とか泌尿器科とか、特別な科でない限りは。
何年も同じ病院にいると、「ローテーション」があります。
外科が長いから次は内科にとか、整形外科にとか、手術室にとか・・・・・
けっこう異動があるのが、看護師です。
緩和ケア病棟は大変特殊なところです。
埼玉県内には4箇所しかないので、緩和ケア病棟で働きたい!と
切望しても、病棟がないのでどうしようもありません。
都内ですと、患者さんも病棟に入院するのに何ヶ月も待ちますが
看護師も同じです。
先日、「緩和ケア病棟に異動を希望したけど、叶わないから別の病院を探す」
という内容でした。
彼女は学生の頃から知っていましたから、長く勤めているということです。
それなのに、叶いませんでした。
よそから来る人は、希望通りに就職できて、内部で頑張ってきた人は叶いません。
3年近く前から、緩和ケア病棟で働きたいと思っていたようです。
上の方々は「組織だからしょうがない。異動を希望しても思うようにはならない」
「組織だから」と強調されました。
私としては、もうひとり看護師が必要なので、とっても期待していました。
彼女は、他の病院をあたるべく、退職を考えるとのことでした。
そう、やりたい看護があるのなら、それが叶う場所があるのなら
前に進んだ方がいいのです。
お子さんの通学のことで、引越しも検討していたので
ちょうどきりがいいとのことでした。
退職するための、背中をおしてもらったようです。いい押し方とは私には思えませんが。
看護の世界は奥深いです。
私もすごく残念です。
外から就職してくる人は、やりたい看護ができて、長らく頑張ってきた人が
できないのはおかしいように思えました。
が、長く入ればいるほど、今の部署には必要不可欠にもなり難しい。
これが特殊な場所なのかもしれません。
今日は病棟医の誕生日でした。
コス○コに、ケーキを頼んでいました。
48人分らしい・・・・・・・・・・・。
そんなに大きくも見えないでしょうけれども、本当に48人分ありました。
横は50センチ以上あります。
見かけより、はるかに美味しいです。