昔、よく言われていました。
お金がないために、医療にかかれずに病気を発見することすらできず
がんの場合だと終末期で発見される例など。本当は治療を続けたいけど
お金が払えずに中断する人もいます。
今回もそんな人でした。
「15日まで生きていないと、お金がない」
年金が入るため、その年金で病院の入院費を払うとのことでした。
訪問看護も一部負担金を日払いでもらうことにしていて、小銭をかき集めたりして
もらっていました。
どんな人生だったのか・・・・・お子さんもいたけれども断絶していました。
友達が何とか色々と世話してくれていました。
「持つべきものは友達だね、たくさんはいらないけど。」と、ぽつりと話していました。
訪問した時には、よだれを呑み込むことができないほど、口の中が
腫れているようですし、顔の一部も腫れています。がんの転移が激しく
骨にも転移しているために、痛みも相当あって、歩けなくなっていました。
食事もしていない、トイレも大変、ガスもでないので、お湯もでません。
終活のために、一時退院してきましたが、何をしたかったのかさえ
忘れたそうです。脳転移があるためかもしれません。
とうとう、入院前夜に状態を見かねた友人が、救急車を要請しました。
この方の物語はどんなだったのでしょうか。