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Notes on Nursing

2013年12月12日 | 雑記
もう12月も半ばになります。
クリスマスも近いし、お正月の近いし、いろんなことで時が過ぎ行くのを感じます。

今日は予後があまり長くないと予測され、入院したくない、家で死にたいという
希望があるため、訪問看護の依頼がありました。
本人が自分で決めて、治療はしていませんがご両親は大変後悔していました。

もっと早くわかっていれば。
ちゃんと手術していれば。

でも、本人を責めることはせず、静かに見守っています。
就職してずっと1人暮らしをしていましたが、仕事ができなくなり
ご実家に戻ってきました。
両親に病気のことを相談することもなく、具合が悪くなって
戻ってきたというような状態です。

看護の役割は、簡単に言うと本人が今まで普通に行っていた日常生活動作の手伝いです。
朝起きて、顔を洗ったり、歯磨きをしたり、食事をしたりということが
病気や障害でできない場合に、その人にあった方法で行うことです。
そのことを患者さんとご両親に伝え、毎日訪問することになりました。


そういうことは、フローレンス・ナイチンゲールが100年以上も前に書いています。
“ Notes on Nursing ”「看護覚書」です。

「看護とは、新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさ、などを 適切に整え、
食事内容を適切に選択し 適切に与えること ― こういったことのすべてを、
患者の生命力の消耗を最小にするように整えること、を意味すべきである」
と看護の原点と基本的原理を論述しています。

序 章
 Ⅰ.病気とは回復過程である
   ・病気につきものと思われている苦痛の原因は、必ずしも
     その病気によるものではない
   ・看護は回復過程を支援すべきである

 Ⅱ.健康人の看護もほとんど理解されていない
   ・高い死亡率から引き出される奇妙な推論
   ・子供の寿命は、衛生状態を判定する一つの基準である