医学界新聞を読んでいたら、退屈が理由で退職したいと言う看護師の話が
ありました。
退屈・・・
ハイデガーの退屈に関する書物を用いて考察していたある病院の看護師の
記事でした。
ハイデガーの退屈論・・・
退屈を3つに分けています。
退屈の第1形式は「何かに退屈させられること」。
人を待っているけれどもその人がなかなか来ない。退屈だ。
退屈の第2形式は「何かに際して退屈すること」。
パーティに出席して、パーティの内容自体はそれなりに楽しい。
でも、全体としてみればなぜか退屈の気分に支配されている。
退屈の第3形式は「なんとなく退屈だ」
これといった理由もないのに、なんとなく退屈だ。退屈でしかたながい。
ハイデガーは、三番目にいくと、退屈が深まると考えているとされています。
「わけもなくなんとなく退屈だ」がもっとも深い退屈。
気晴らしすることもなさげな。
退屈は難しい・・・・・
いくら仕事をして、いろんな人に会って楽しいと思える時間もありますが
何かが退屈させる、そんな気分になっています。
所詮人の人生。
自分を面白ろがせるために、何かをしていないといけないわけです。