工作台の休日

模型のこと、乗り物のこと、ときどきほかのことも。

玩具道楽・夏のオリンピック!? その1 陸もの、水もの、ストリート

2021年07月26日 | 玩具道楽
 東京五輪は金曜日に開会式が行われ、日本勢の活躍に胸を熱くされている方も多いでしょう。開催までこれほど混乱があったのも「見えない神々がこの土地では開催してはいけない」と言っているかのようにも感じましたが、開会したからにはそれぞれの選手がベストを尽くされ、特に海外の選手は良い思い出とともに帰国されることをお祈りする限りです。また、今日、この時間もたくさんの医療従事者や社会を維持するために働いている方がいらっしゃって、もちろんその人たちへの感謝の気持ちもあります。
 開会するまではコロナ禍、無観客で地元開催の実感がなく、知らない国のトーキョーという町で五輪が開催されるくらいに思っていたのですが、自転車のロードレースでつい先ごろまでツール・ド・フランスでフランスの田舎町やパリのシャンゼリゼを駆け抜けた選手たちが東京の郊外を出発して日本の田園地帯を駆け抜け、最後は富士スピードウェイでゴール、という光景を見たり、スケートボードで国旗掲揚台の向こうに見えるレインボーブリッジを観たときは、賛否はともかく、ああ、自分の国に、街に五輪がやってきた、と思いました。
 前置きはともかく、玩具道楽でも「夏のスポーツの祭典」ネタをご用意しました。プレイモービルなら反対デモもないでしょうし、開会式で長い挨拶もないでしょう。プレイモービルでは2012年のロンドン五輪に合わせて「SPORTS & ACTION」というシリーズをリリースしています。それ以外にもスポーツを題材にした製品がありますので、それらを今回からご紹介します。ということで、ギリシャの神々にその鍛えし肉体を奉納し、堂々と戦うことを誓います!

(ギリシャの神々 アテネ神)
 トップバッターは古代オリンピックにもありました陸上競技、なのですがプレイモービルで見かけるのはトラックではなくてフィールドの方で、女子のやり投げと男子のハンマー投げくらいです。

 女子のやり投げ選手はこんな感じです。



 まあ、槍じゃなくともトラック種目など、他の陸上選手としても使えそうです。プレイモービルは腕が前後に動き、脚は腰のところで曲がるだけで、ひじ、膝が動くわけではないので(例外もありますが)、可動する部分は少なく、雰囲気重視です。

 男子はハンマー投げが出ています。

 そうは言ってもプレイモービルの構造上、両手でハンマーのグリップを握れません。あしからず。
 渾身の力をこめて「どりゃー!」となげましたが、

 ポトリと落ちてしまったようです。

 陸上と共により速く、というところでは花形の水泳です。

 コースレーンの飛び込み台と選手のみの組み合わせです。選手のゴーグルはプリントです。

 飛び込み台の下の壁のように見えるものはオリジナルではなく、他の製品からもってきたものです。

 なお、サーフィンが今回から正式種目になりましたが、こんなサーファーがいます。


 当初撮った写真では臨場感のかけらもなく、改めて撮りなおしています。
 これは「スペシャル」と呼ばれる廉価な一体もののシリーズの一つで、2005年~2006年までカタログ入りしていました。その後もしばらく見かけましたし、私が買った元箱には海外の値札がついており、おそらくマルタで買ったのではないかと思います。→8月7日加筆。フィレンツェの模型屋兼玩具店のシールが貼ってありました。


 さて、五輪の方は今大会からストリート系の種目も開催されるようになりました。スケボーでも若い金メダリストが誕生しました。エッグと呼ばれる大きな卵型のケースに入った製品の中にストリートバスケっぽいものもありました。
 

 ストリートでゆるく3オン3というより、ユニフォーム姿なのでアリーナで戦うバスケプレーヤーとしても再現できそうです。
 2007年カタログではストリート系のスポーツが一気にシリーズ化されました。私は興味が湧かずスルーでしたが、それっぽいファッションの若者がスケボーで飛び跳ね、いや大きなエアを決めてやばいっすね、これという感じです。カタログの写真で失礼します。


 ただし、このシリーズはあまり長続きせず、短期間でカタログ落ちしています。プレイモービルの場合、カタログ落ちするのが早いシリーズなどもあり、そこがまた、玩具道楽する人たちにとって悩ましいところであります。

7月27日、8月7日に加筆訂正しました。
 

 




 
  
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする