夏に連れていきたい音源、早速いろいろな方にご覧いただき、ありがとうございます。スクエアだけでもあと2、3回はあると思いますのでお付き合いください。
スクエア編の続きです。
1 「夏の惑星」 1994(平成6)年
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ど真ん中なタイトルですね。この年は前年の冷夏とは一転、とても暑い夏でした。それを先取りするかのように4月に発売されたアルバムです。スクエアにとっては1991年に管楽器が本田雅人さんに代わって、試行錯誤しながら前作の「HUMAN」あたりからこのメンバーでの「スクエアらしさ」が出来上がってきた頃でした。このアルバムも1曲目から最後まで粒ぞろいで「夜明けのビーナス」「COPACABANA」「夏の蜃気楼」といったキャッチーなメロディの曲がオープニングから続きます。「夜明けのビーナス」は明るく、華やかな曲で今でも時々ライブで演奏されます。「夏の蜃気楼」はそれぞれのソロに聴かせどころがたくさんあって、大海原を飛行機で飛んでいるようなイメージにさせる曲です。また「No more tears」「Season」「Sweet sorrow」といったバラードが名作揃いなことも好きなアルバムである理由の一つです。
2 「BC.AD. ~Before Christ & Anno Domini~」 1996(平成8)年
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イタリア・カプリ島でレコーディング、エジプトでジャケット撮影と言う何とも豪華な作りです。ちなみにツアーパンフも大判で豪華なつくりでした。疾走感あふれる「勇者」や「VICTORY」、それから複雑過ぎてライブで一度しか聴いたことがありませんが「Ciao!!!」といった代表的な曲もさることながら、「Pioggia di Capri(カプリ島の雨)」という曲もお勧めです。この曲、今もライブでしばしば演奏されます。珍しくフルートが使われ、アコースティックな曲ですが、夏の夜のリゾート地でこんな曲が流れてきたら素敵だろうなあ、とも思うのです。この曲、スクエアとしてだけでなく安藤正容さん、みくりや裕二さんのデュオ「あんみつ」で、さらにベース(でもありこの曲を作られた)の須藤満さんが参加された「あんみつる」でも演奏されています。
3 「BLUE IN THE RED」 1997(平成9)年
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グランツーリズモのテーマ曲「Knight's song」が収められているアルバムですが「Anchor's shuffle」、「Maze」、「Tooi Taiko(遠い太鼓)」あたりが私の中での夏向き曲として選んでいます。
4 「GRAVITY」 1998(平成10)年
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この年から管楽器、キーボードが代わるという大きな変化がありました。デビュー20年の記念盤でもあり、歴代メンバーが出演した「JAPANESE SOUL BROTHERS」がボーナストラックとして入っていますが、こちらも夏向き、旅が似合いそうな曲が多いです。見知らぬところへの期待や好奇心を掻き立てられる「Seven wonders」で始まり「Sailing the ocean」はそのものずばりのタイトルですが、岸から沖に出ていくイメージでしょうか。宮崎隆睦さんのサックスが似合う曲です。また、アルバム後半の「One step beyond」や「The forest house」、「Away from home」は草原や森、山のイメージでしょうか。ちょうど1998年のこと、フィレンツェからピサの間をローカル列車で往復した折に、これらの曲がしっくりきました。ちょうど夏草が生い茂る平野の中を列車が走り、平凡ではありますが美しい風景でした。日本なら南東北あたりの景色が似ているでしょうか。ちなみにこのころはまだ私のウォークマンはカセットテープでした。
5 「T-SQURE」 2000(平成12)年
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このアルバムで一旦バンド形式としてのスクエアは解消されました。スクエアのアルバムの中でも「異色感」が強いのですが、夏の旅行に持っていくと不思議とよく聴いています。安藤さんが作曲された「Man on the moon」(ソプラノサックスとアコースティックギターの美しい曲)「ALE-LEYAH-YAH」(アフリカのサバンナの上空を飛んでいるような曲)といったナンバー以外にも、バラードに美しい曲や心に響くような曲もあって、リリースから20年経っていますが、再評価したいアルバムです。
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(当時のメンバー)
6 「BRASIL」 2001(平成13)年
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一度バンド形式を解消したスクエアは、安藤正容、伊東たけしのデュオとして再出発、それ以外のパートはレコーディングやツアーでメンバーを集めて、というスタイルに変わります。この時は名前のとおりブラジルでレコーディングするなど、その後のスクエアの流れとは違うアルバムです。Ewiがあまり出てこないというのも珍しいです。「Despedida」、「Sem Papar」といったあたりの曲もこのアルバムならではという気がしますし、アルバムのラストを飾る「Further Place」は、メンバー二人の何とも暖かみのあるバラードです。
まだ2001年時点ですね。これから20年分まだありますので、やはりあと2回はかかるかな。
スクエア編の続きです。
1 「夏の惑星」 1994(平成6)年
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ど真ん中なタイトルですね。この年は前年の冷夏とは一転、とても暑い夏でした。それを先取りするかのように4月に発売されたアルバムです。スクエアにとっては1991年に管楽器が本田雅人さんに代わって、試行錯誤しながら前作の「HUMAN」あたりからこのメンバーでの「スクエアらしさ」が出来上がってきた頃でした。このアルバムも1曲目から最後まで粒ぞろいで「夜明けのビーナス」「COPACABANA」「夏の蜃気楼」といったキャッチーなメロディの曲がオープニングから続きます。「夜明けのビーナス」は明るく、華やかな曲で今でも時々ライブで演奏されます。「夏の蜃気楼」はそれぞれのソロに聴かせどころがたくさんあって、大海原を飛行機で飛んでいるようなイメージにさせる曲です。また「No more tears」「Season」「Sweet sorrow」といったバラードが名作揃いなことも好きなアルバムである理由の一つです。
2 「BC.AD. ~Before Christ & Anno Domini~」 1996(平成8)年
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イタリア・カプリ島でレコーディング、エジプトでジャケット撮影と言う何とも豪華な作りです。ちなみにツアーパンフも大判で豪華なつくりでした。疾走感あふれる「勇者」や「VICTORY」、それから複雑過ぎてライブで一度しか聴いたことがありませんが「Ciao!!!」といった代表的な曲もさることながら、「Pioggia di Capri(カプリ島の雨)」という曲もお勧めです。この曲、今もライブでしばしば演奏されます。珍しくフルートが使われ、アコースティックな曲ですが、夏の夜のリゾート地でこんな曲が流れてきたら素敵だろうなあ、とも思うのです。この曲、スクエアとしてだけでなく安藤正容さん、みくりや裕二さんのデュオ「あんみつ」で、さらにベース(でもありこの曲を作られた)の須藤満さんが参加された「あんみつる」でも演奏されています。
3 「BLUE IN THE RED」 1997(平成9)年
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グランツーリズモのテーマ曲「Knight's song」が収められているアルバムですが「Anchor's shuffle」、「Maze」、「Tooi Taiko(遠い太鼓)」あたりが私の中での夏向き曲として選んでいます。
4 「GRAVITY」 1998(平成10)年
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この年から管楽器、キーボードが代わるという大きな変化がありました。デビュー20年の記念盤でもあり、歴代メンバーが出演した「JAPANESE SOUL BROTHERS」がボーナストラックとして入っていますが、こちらも夏向き、旅が似合いそうな曲が多いです。見知らぬところへの期待や好奇心を掻き立てられる「Seven wonders」で始まり「Sailing the ocean」はそのものずばりのタイトルですが、岸から沖に出ていくイメージでしょうか。宮崎隆睦さんのサックスが似合う曲です。また、アルバム後半の「One step beyond」や「The forest house」、「Away from home」は草原や森、山のイメージでしょうか。ちょうど1998年のこと、フィレンツェからピサの間をローカル列車で往復した折に、これらの曲がしっくりきました。ちょうど夏草が生い茂る平野の中を列車が走り、平凡ではありますが美しい風景でした。日本なら南東北あたりの景色が似ているでしょうか。ちなみにこのころはまだ私のウォークマンはカセットテープでした。
5 「T-SQURE」 2000(平成12)年
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このアルバムで一旦バンド形式としてのスクエアは解消されました。スクエアのアルバムの中でも「異色感」が強いのですが、夏の旅行に持っていくと不思議とよく聴いています。安藤さんが作曲された「Man on the moon」(ソプラノサックスとアコースティックギターの美しい曲)「ALE-LEYAH-YAH」(アフリカのサバンナの上空を飛んでいるような曲)といったナンバー以外にも、バラードに美しい曲や心に響くような曲もあって、リリースから20年経っていますが、再評価したいアルバムです。
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(当時のメンバー)
6 「BRASIL」 2001(平成13)年
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一度バンド形式を解消したスクエアは、安藤正容、伊東たけしのデュオとして再出発、それ以外のパートはレコーディングやツアーでメンバーを集めて、というスタイルに変わります。この時は名前のとおりブラジルでレコーディングするなど、その後のスクエアの流れとは違うアルバムです。Ewiがあまり出てこないというのも珍しいです。「Despedida」、「Sem Papar」といったあたりの曲もこのアルバムならではという気がしますし、アルバムのラストを飾る「Further Place」は、メンバー二人の何とも暖かみのあるバラードです。
まだ2001年時点ですね。これから20年分まだありますので、やはりあと2回はかかるかな。