いよいよピットレーンもオープンとなり、各車前日の予選の結果を受けたグリッドへ向かいます。
各チーム、メカニックたちがそれを待っています。モータースポーツが機械を使うスポーツとはいえ、やはり人間のスポーツであることを感じさせてくれる光景で、このスタート前の空気感は大好きです。
一旦コース上にマシンを止め、そこから正規のグリッドに向かいます。
みんな揃って記念撮影でしょうか
国歌独唱(昨年と同じ、航空自衛隊の森田3曹)があって、いよいよスタートです。
エンジン音が高鳴り、フォーメーションラップが始まりました。各車隊列を組んで1周し、グリッドに着いて、オールクリアの緑旗が振られます。
シグナルが灯った後で消え、各車一斉にスタートとなりましたが、早くも衝突が。ウィリアムズのアルボンとRBの角田の僚友、リカルドが絡んでリタイア。タイヤバリアにヒットしたのでレースはいったん中断です。リカルドは追い抜き上手で決勝もそれを見たかったのですが・・・。
現場には軽トラを先頭に、資材や重機を積んだトラック、さらには新しいタイヤバリアを積んだトラックが急行していきます。
中断そのものはとても短く、14:30過ぎにレースは再スタートとなりました。マシンが撤去されてからの修復はものの10分くらいで済んだように思われます。国際映像もこういうところを撮ってほしかったです。鈴鹿のスタッフは本当に仕事が速くてきれいです。
ということで決勝レースは1周目に中断でしたので14:30スタートで当初の周回数に近い形で行われた感覚でした。トップ争いに関してはレッドブル、フェルスタッペンが今回は横綱相撲という感じでした。僚友ペレスも自身の仕事をきちんと行い2位ということで、レッドブルの1-2フィニッシュとなりました。そして3-4位はフェラーリでした。前戦で勝利をもたらしたサインツが鈴鹿でもいい走りをみせて3位。ルクレールはタイヤ交換1回で粘りの走りを見せて4位。
タイヤ交換の戦略で泣いたのはメルセデスでした。思わぬ高温が想定外だったのか、1回交換の予定が複数回となってしまい、順位を下げてしまうことになりました。私も当初は「今日は1回交換で上位に進出するのかな」と思っていたら、予定より早くピットに入るのを見て「タイヤが思いのほか持たないぞ。他のチームはどうだろう」と頭の中であれこれ考えました。最後は気温がやや下がってきましたので、タイムが伸びるかなと思って見ていましたが、巻き返しはなりませんでした。ラッセル7位、ハミルトン9位でした。そんな中上手に自分のレースをまとめたアストンマーチンのアロンソの6位は立派でした。
そして何よりチームとドライバーが頑張ったのはRBと角田裕毅でしょう。レース中盤に角田をはじめ10位前後で走っていたグルーブ4台が一斉にピットイン。タイヤ交換を済ませていち早くピットロードに飛び出したのは角田でした。スタンドの観客は大歓声です。走りについてもチェッカーまでのマネジメントに成長の跡が感じられ、10位ということで地元でポイントを獲得しました。ポイント獲得の最後の1枠の10位前後というのは、アストンマーチンやザウバー、ハースといったチームも狙っていますので、ここで前に出ることができきたのは大きかったです。
コースのあちこちでオーバーテイクもありましたし、各車のタイヤ選択など「鳥の目」でレースを俯瞰する見方も求められ、なかなか忙しく、また面白いレースでした。順位に変動がなく、追い抜きもないまま淡々と進むこともありますので、それに比べれば頭の中でのレース全体の流れを判断したり、予想したり、いろいろな情報からレース展開を予想したりといった方が面白いというものです。まあ、頭は疲れますが。
頑張った角田をRBのチームスタッフが待っています。
喜びが伝わってくるようです
レースを終え、マシンの上に立つ勝者。フェルスタッペン。
表彰式の前に行われるインタビュー。
表彰式の後にはシャンパンファイトが始まりました。
フェラーリのドライバーがポディウムに立った表彰式を見ることができ、嬉しいです。フェラーリは序盤戦好調ですが、レッドブル追撃の尖兵となれるのか、見守りたいです。
ホームストレートに下りることもできましたが、そもそも30分遅くスタートしたようなものなので、帰りのバスも気になりまして、早々にサーキットを後にしました。17時前にバスはサーキットを出て、1時間20分くらいで津に。土曜に比べて津駅周辺の渋滞がなく、その分早く到着。近鉄で名古屋に向かい、名古屋からは新幹線で帰京しました。
桜の時期のF1、春の嵐は無かったものの雨だったりだいぶ気温が上がったりといろいろありましたが、桜とF1は外国人ならずとも魅力的な組み合わせだと思いました。来年も同じ時期の開催が噂されていますので、桜の方はお天道様次第ですが、春のF1を楽しめるのではないかと思います。
各チーム、メカニックたちがそれを待っています。モータースポーツが機械を使うスポーツとはいえ、やはり人間のスポーツであることを感じさせてくれる光景で、このスタート前の空気感は大好きです。
一旦コース上にマシンを止め、そこから正規のグリッドに向かいます。
みんな揃って記念撮影でしょうか
国歌独唱(昨年と同じ、航空自衛隊の森田3曹)があって、いよいよスタートです。
エンジン音が高鳴り、フォーメーションラップが始まりました。各車隊列を組んで1周し、グリッドに着いて、オールクリアの緑旗が振られます。
シグナルが灯った後で消え、各車一斉にスタートとなりましたが、早くも衝突が。ウィリアムズのアルボンとRBの角田の僚友、リカルドが絡んでリタイア。タイヤバリアにヒットしたのでレースはいったん中断です。リカルドは追い抜き上手で決勝もそれを見たかったのですが・・・。
現場には軽トラを先頭に、資材や重機を積んだトラック、さらには新しいタイヤバリアを積んだトラックが急行していきます。
中断そのものはとても短く、14:30過ぎにレースは再スタートとなりました。マシンが撤去されてからの修復はものの10分くらいで済んだように思われます。国際映像もこういうところを撮ってほしかったです。鈴鹿のスタッフは本当に仕事が速くてきれいです。
ということで決勝レースは1周目に中断でしたので14:30スタートで当初の周回数に近い形で行われた感覚でした。トップ争いに関してはレッドブル、フェルスタッペンが今回は横綱相撲という感じでした。僚友ペレスも自身の仕事をきちんと行い2位ということで、レッドブルの1-2フィニッシュとなりました。そして3-4位はフェラーリでした。前戦で勝利をもたらしたサインツが鈴鹿でもいい走りをみせて3位。ルクレールはタイヤ交換1回で粘りの走りを見せて4位。
タイヤ交換の戦略で泣いたのはメルセデスでした。思わぬ高温が想定外だったのか、1回交換の予定が複数回となってしまい、順位を下げてしまうことになりました。私も当初は「今日は1回交換で上位に進出するのかな」と思っていたら、予定より早くピットに入るのを見て「タイヤが思いのほか持たないぞ。他のチームはどうだろう」と頭の中であれこれ考えました。最後は気温がやや下がってきましたので、タイムが伸びるかなと思って見ていましたが、巻き返しはなりませんでした。ラッセル7位、ハミルトン9位でした。そんな中上手に自分のレースをまとめたアストンマーチンのアロンソの6位は立派でした。
そして何よりチームとドライバーが頑張ったのはRBと角田裕毅でしょう。レース中盤に角田をはじめ10位前後で走っていたグルーブ4台が一斉にピットイン。タイヤ交換を済ませていち早くピットロードに飛び出したのは角田でした。スタンドの観客は大歓声です。走りについてもチェッカーまでのマネジメントに成長の跡が感じられ、10位ということで地元でポイントを獲得しました。ポイント獲得の最後の1枠の10位前後というのは、アストンマーチンやザウバー、ハースといったチームも狙っていますので、ここで前に出ることができきたのは大きかったです。
コースのあちこちでオーバーテイクもありましたし、各車のタイヤ選択など「鳥の目」でレースを俯瞰する見方も求められ、なかなか忙しく、また面白いレースでした。順位に変動がなく、追い抜きもないまま淡々と進むこともありますので、それに比べれば頭の中でのレース全体の流れを判断したり、予想したり、いろいろな情報からレース展開を予想したりといった方が面白いというものです。まあ、頭は疲れますが。
頑張った角田をRBのチームスタッフが待っています。
喜びが伝わってくるようです
レースを終え、マシンの上に立つ勝者。フェルスタッペン。
表彰式の前に行われるインタビュー。
表彰式の後にはシャンパンファイトが始まりました。
フェラーリのドライバーがポディウムに立った表彰式を見ることができ、嬉しいです。フェラーリは序盤戦好調ですが、レッドブル追撃の尖兵となれるのか、見守りたいです。
ホームストレートに下りることもできましたが、そもそも30分遅くスタートしたようなものなので、帰りのバスも気になりまして、早々にサーキットを後にしました。17時前にバスはサーキットを出て、1時間20分くらいで津に。土曜に比べて津駅周辺の渋滞がなく、その分早く到着。近鉄で名古屋に向かい、名古屋からは新幹線で帰京しました。
桜の時期のF1、春の嵐は無かったものの雨だったりだいぶ気温が上がったりといろいろありましたが、桜とF1は外国人ならずとも魅力的な組み合わせだと思いました。来年も同じ時期の開催が噂されていますので、桜の方はお天道様次第ですが、春のF1を楽しめるのではないかと思います。