模型の鉄道で8月はだいぶ楽しんだのですが、豚児を連れて先日は地下鉄博物館に行ってきました。ちょうど「丸ノ内線開通70周年記念展 車両編」も開催されておりまして(9/1まで)、そちらの特別展示も観てまいりました。
(展示会のパンフ。上に載っている模型はカトーの営団300形。以前RM MODELS/グリーンマックスの付録キットを組んだものもアップしましたが、完成品も後年買いました)
丸ノ内線と言うと子供時代のイメージでは銀座線の比較的落ち着いたオレンジイエローの車体色や他の路線のステンレス、アルミの銀色の車体にラインカラーという大人しい塗装の中で、真紅の車体に白い帯、白帯の上には銀色の「サインカーブ」と、地下鉄車輛だけでなく、日本の鉄道車輛の中でも目立つ存在でした。子供心に「なんでこんなに派手にしたのかな」と思ったほどでした。
この特別展は昨冬に開催された「建設編」に次いで開催されたもので、文字通り車輌関連の展示が実物の部品、大型模型、写真などで構成されています。もっとも、こちらの車輌はいつでも見ることができますね。
初期の行先案内表示。車体側面についており、どちらかが光る仕組みになっていました。
前面方向幕の左右についていた方向標識灯
「サインカーブ」の実物もあります。
ドア上にあった路線図でしょうか。「西新宿」駅誕生以前です。
大型模型も充実です。
02系は20代~30代にかけて仕事で良く乗りました。
現在の主力、2000系です。「伝統の」サインカーブが復活しています。
豚児はこうした展示より模型のパノラマや、シミュレーターに興味津々で、豚児を膝の上に乗せて比較的簡単なシミュレーターを操作させていただたきました。線区、区間は選べませんが、私は東西線でした。久々に2ハンドルのコントローラーを握りました。
丸ノ内線の「赤い色」については、イギリスのタバコ「ベンソンアンドヘッジス」の缶の色を参考にした、というエピソードは有名ですが、以前もこのブログで書いたとおり、同タバコのブランドカラーは金色で、赤は王室の紋章などが描かれたトップ部分に使われた色です。仕事では何度となくお世話になっておりますし、これからは2000系にたくさんお世話になるんだろうなと思い、展示を見ておりました。
さて、丸ノ内線は模型でもいろいろ持っています。02系もクロスポイント製キットを組みました。
アルミっぽさを出すために、銀色に15%程度の白を混ぜて吹き付けました。
大きなスケールでもこういう模型があります。
こちらは2003年に「営団地下鉄メモリアル」として当時の「帝都高速度交通営団」から発売された1/80、16.5mmの300形です。製造はイモンが担当していました。かなり珍しい製品としてご紹介した次第。
行先の「お茶の水」に注目