幻かしら

元々梅好きだがこの夏は何故だか
梅を毎日一粒食べていた。
日本からの木箱に入った和菓子のように
一粒、一粒包まれた
梅干しを初めて目にし丁寧に開封する。
中から、ふっくらした肉厚で大粒な梅が表れた。
口に入れると柔らかくて上品な甘味が
溶けるように広がった。
まるでケーキを食べたような至福感を
味わせていただいた。



この地では手に入らない特級品の
素麺をいただいたので
早速 主に何も言わないで食卓に出してみた。
主は一口食べた途端、
「この素麺とっても美味しいよ！
何処で買ったの？」
「天使ちゃんからのプレゼントで
幻の素麺を良く味わって召し上がれ。」
と自身に言い聞かせるように伝える。




贈り主さま、暑さとお疲れで体調優れない中こんなにお気を遣って下さって。
フミは元気になれそうなとっても美味しい梅と素麺を贈り主様にも召し上がって
いただきたいです。
ママさん、感謝を形にしてちゃんと
お返しなさい！