ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

ウィズコロナ、アフターコロナ時代の演劇を考える上での視座

2020年05月27日 | 演劇
2020年4月中旬に別なところで書いたもの。
本当は、もうちょっとちゃんと文章にまとめてからUPしようと思っていたのだけど、「実践編」ともいえるオンライン公演が迫ってきたので、いったんこれはこれでUP。

作品そのものは、いくつもの試行錯誤、挑戦をつなげているので、無理はあるのだけど、どうせ挑戦なんだから、変にまとまるよりはいいだろう(笑)

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アフターコロナ以降の演劇を考える上での視座。
元に戻ればいいが戻らないときに、どういうスタンスをとるか整理しないと。

■環境の変化
・コロナリスクとともに生きる世界
 ・断続的にコロナ禍が発生する世界
  → 鎖国できない世界では終息は難しい
  → 再開~自粛の循環で感染リスクをコントロール
  → リアルとオンラインが代替可能な社会に
 ・巣ごもり、内省的で充足するライフスタイル
  → 時間の自由度が増える
  → リアルとオンラインが等価に
  → オンデマンドの発達
  → よりコミュニティー化が進む
 ・リアルイベントをめぐる環境変化
  → イベント中止リスクの増加(単発的な自粛要請)
  → イベント参加へのマインドの変化(熱狂か自粛か)
  → 感染症対策が必須(消毒、座席配置、マスク、換気)
・オンラインネイティブの世界
 ・ツールの一般化
  → 多地点同時接続・インタラクティブ(Web会議)
  → 簡易ライブ配信(Instagram他)
  → オンデマンド配信(YouTube)
  → コメントによる双方向性
  → 投げ銭、送金、課金機能
 ・SNSの重要性増加(ネットワーク化、コミュニティー化)
  → 近くの知人から遠くの他者まで
 ・オンラインをベースとした演劇的なるものとは
  → ライブ配信(無観客)と多地点配信(Web会議)
  → インタラクティブ(ユーザー参加型)
  → オンラインならではの表現

■劇団の運営
・劇団に求められる責任
 ・やりたいという熱意と社会的要請とのバランス
 ・お客様への感染予防
 ・役者・メンバーに対しての感染予防
・稽古と健康管理
 ・リアルな稽古は3密を避けられない
 ・感染者が出たときの対応
  → 稽古開始~中盤
  → 本番直前
 ・年齢制限は妥当か?
・オンラインの活用
 ・オンラインでの稽古は可能か(できることできないこと)
 ・コミュニティーをどう作るか

■作品のあり方
・オンライン上での表現の特性 
 ・単一拠点配信(ライブ配信)と多地点配信(WEB会議)
 ・インタラクティブな演劇のあり方
 ・オンラインを使いこなした表現とは
 ・演劇の本質とは
  → 音や映像が届けば演劇ではない(空気感、熱気、関係性)
  → 朗読、ラジオドラマの魅力(聴かせるということ)
・リアルだからできること
・オンラインだからできること


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